使用中の電子レンジから火や煙が出たという相談が相次いでいるとして、国民生活センターが、食品を加熱しすぎないことなど注意を呼びかけています。 国民生活センターがこうした相談内容を元に再現実験を行ったところ、冷めた焼き芋を加熱する実験では、4分ほどで煙が出て、そのあと発火しました。また、食品を温めるのに使われているマイクロ波の出口に食品のくずが残っていると、その部分の温度が異常に上がって発火したということです。 このため国民生活センターは、量が少ない食品や根菜など水分が少ない食品は加熱しすぎに注意することや、電子レンジの中はこまめに掃除し汚れた状態で使用しないことなどを呼びかけています。国民生活センターの田中秀和さんは「にんじんや芋などの水分が少ない食品は、電子レンジを使用すると思ったより短い時間で温まるので、特に注意してほしい」と話しています。