■ APIデザインケーススタディ ~Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方 (WEB+DB PRESS plus)(田中 哲) 読み始めたのが約一ヶ月前だけど、けっして難しくないのでもっと早く読まないとあかんね……。 rubyistになら「akrさんがRubyのAPI設計に関する本を出したよ!!」って言えばそれ以上の説明なしでマストバイという理解を得られるんだけど、他の言語の人にはなんて言うかねぇ。 スジの通った指針はあるものの、基本的にこれまでRubyがぶち当たってきた設計上の難問についてその解決の過程を提示していくというケーススタディ本なので、教科書的な技術書ではない。というかその難問登場→解決の繰り返しにまるで冒険小説を読んだ時のような読後感があっておもしれぇなぁと思った。つまるところ、プログラミングってぇのは血沸き肉踊る冒険なんだよ。 序盤のIOやソケットは、旧
『 APIデザインケーススタディ 』という本を頂戴したので読んでみた。 ライブラリ作者に向けて この本はRuby標準ライブラリを題材にして、分かりやすく、多様な機能をサポートして、互換性を保つAPIの設計をするにはどのように考えるべきかを教えてくれる。 ここでAPIと言っているのは、一般的なRubyのクラスとオブジェクトとメソッドから成るライブラリをどうデザインするか、という話である。 別にChef RecipeやRSpec DSLのようなちょっと変わったDSLを設計するとかそういう話ではない。確かにその種の言語内DSLのデザインには固有のセンスが必要とされるし、 Ruby DSL Handbook なんて本が書かれているように実装にあたってもある種のテクニックが必要なのも確かだ。でも、それ以外の「ふつう」のライブラリのデザインは果たして簡単だろうか。 適切な粒度のクラスを定義する。必要な
『誰のためのデザイン? 増補・改訂版』 ── 認知科学者のデザイン原論 D・A・ノーマン 著 岡本 明・安村通晃・伊賀聡一郎・野島久雄 訳 四六判上製512頁・本体3300円+税 ISBN 978-4-7885-1434-8 C1011 分野=認知心理学・ヒューマンインターフェースデザイン 「人間中心のデザイン」、「デザイン思考」、「ビジネスの実世界におけるデザインの問題について」を新しく増補いたしました。 4月17日見本、23日配本。27日発売の予定です。 なぜ増補・改訂版? 最初の版から25年の間に、 たくさんのことを学んだからである。 テクノロジーも大きく変化した。 最良の製品が常に成功するわけではない。 どんな新しいテクノロジーが出現するかを予測できる人もいない。 だが確実に予測できるのは、本書に述べるデザインの原則は 変わらずに残るということである。(本書まえがきより)
安藤日記 安藤日記:デジタルガジェット好き「安藤幸央」の日々のメモ ( yukio.andoh@gmail.com ) [ http://twitter.com/yukio_andoh ] Design Sprint Newsletter https://designsprint.substack.com/ (photo by Bella_189) Confidence UI, Trust UI 前々から、実は「信頼デザイン」「信頼UI」というジャンルがあるのではいかと考えている。 医療系とか、お金を扱うサービスのデザインとか、間違えたら困るサービスとか。 それらは派手さや親しみやすさよりも、間違えて操作しにくいことや、 長時間使い続けても疲れない事とか「信頼」が重視される分野。 コンシューマ向けのデザインとは違うところで、必要な要素が考えられているような気がしている。 例えばお堅い大手企
クリックをするまでもなく、否応もなく目に飛び込んでくる生活の風景や、あるいは何かのアプリケーションを立ち上げた際に最初に目にする画面のデザインをシンプルにすると、物事の見通しが良くなったりする効果が得られる。 シンプルなデザインを達成するために不必要なものを削ることは大切だけれど、削ることに熱心になりすぎてしまうと、もしかしたらデザインそれ自体が放棄されてしまう。シンプルなデザインはゴールであって、それが道徳になってしまうと、たいていろくでもないことになる。 本棚は判断の基礎になる 物を捨てることの効能を説く人が増えたけれど、ごちゃごちゃしたものにあふれた部屋から「ごちゃごちゃ」を取り去ってしまうと、思考がかえって滞ってしまう人もいるのではないかと思う。 発想というものは、何もない風景から新しい何かを生み出すこともあるのだろうけれど、たぶん大部分の発想と呼ばれるものは、むしろ否応もなく目に
Tweet お知らせ 大好評につき、第2版が発売されました。 更新情報 —— 正誤表(2021年1月11日) 書評(2019年10月10日) 増刷(第14刷)決定しました(2020年12月) 続編『続・インタフェースデザインの心理学』好評発売中! アマゾンのベストセラーランキングで総合で26位、コンピュータ・IT部門で1位になりました(2012年7月) 内容のご紹介 こちらからサンプルをご覧いただけます 各章の概要と目次 まえがき 訳者あとがき 参考資料 関連ページリンク集 —— 本文に登場するページなどへのリンクの一覧です 関連書 下記の書籍もオススメです。多くの本はリンク先のページでサンプルをお読みいただけます。 『インタフェースデザインのお約束 —— 優れたUXを実現するための101のルール』 —— UI・UXに関して、より具体的に良し悪しを議論 続編『続・インタフェースデザインの心
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