永江:アサヒ芸能をやっていると特にそれを感じますね。ヤクザとおっぱいの間で、なんでこんなむずかしい本を紹介するのかと思うんだけど、編集部はぜひ取り上げてほしいという。 斎藤:その本を取り上げていることが編集部の矜持というか、良心になっているんでしょうね。書評欄をなくすということは……。 永江:魂を捨てるのと同じなんです。 斎藤:何のために雑誌をやっているのかということになる。ファッション誌にも必ず本の紹介欄がありますからね。 永江:これからの書評ですが、版元や著者の側からすると、書評は効かないといいながら依然として重視しているし、くまざわ書店だと毎週、新聞書評に載った本が店頭にある。書店が本を発注するときの大きな目安に書評がなっている。 書店界の大きな変化として、トーハン、日販という取次がなかなか機能しなくなってきている。それは雑誌が低迷しているからですが、代わりに直仕入れや、取次から自動
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