はじめに 佐々木敦『ニッポンの思想 増補新版』を読んだ。良かった。 なお本記事のタイトルは、AIタイトルアシスト(ソーシャルメディア向けタイトル)に生成してもらった。 ニッポンの思想 増補新版 (ちくま文庫 さ-54-1) 作者:佐々木 敦筑摩書房Amazon 本書は2009年7月20日に講談社現代新書として刊行された『ニッポンの思想』に加筆修正を加え、「第九章 ストーリーを続けよう?(On with the Story?)」「第十章 二〇二〇年代の「ニッポンの思想」」を増補して文庫化したものらしい。 以下では増補部分に関して思ったことを述べる。 東浩紀系論者の非文化左翼性 福嶋、濱野、宇野の三人は、タイプが相当に異なっている[中略]。しかし彼らには「文化左翼」的な振る舞いをほぼまったく採っていない、という共通点がある。(p.346) これは濱野智史『アーキテクチャの生態系』を読んだ際に思
しばらく「ライカで撮る○○」について考えていきたいと思う。 この枕詞はSNSを象徴する言葉で、ライカを使っている人が軽くポップにつけるにはとても使いやすい。 これを「言葉の軽視」という方向で一蹴する向きも見かけるが、それは「軽い言葉」について表面的なものしか見ていないと感じる。 例えばこの言葉を誰も使っていないときには、分かりやすくフォトジェニックな短い単語かつライカの印象にあう言葉が最も使いやすく、同時に拡散もされやすくなる。 例えば「ライカで撮る京都」や「ライカで撮る日常風景」などがそれにあたる。 それが浸透すると、次は少しずらした言葉の方が面白さを感じるようになる。 例えば「ライカで撮るディズニーランド」は「ライカで撮る京都」よりはライカのイメージと離れているため、少しずれを感じて引っ掛かりがある。 その次は「ライカで撮るディズニーランドを楽しむ妻」のように、少しさらに引っかかりを足
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