実在する路線のフルハイビジョン映像を使った運転士訓練システムのイメージ=富士通提供 フルハイビジョンの実写映像を使った鉄道運転士向けの訓練システムを富士通が開発した。鉄道運転ゲームの技術をプロ向けに転用。現在主流のコンピューター・グラフィックスを使ったシステムより現実に近い環境で操作感覚を磨けるとして、鉄道各社や娯楽施設に売り込んでいる。 人気鉄道運転ゲーム「トレインシミュレーター」を手がけるゲームソフトメーカー、音楽館の映像技術を元に、鮮明な映像を運転操作に合わせてなめらかに表示できる。 導入する鉄道会社の路線をフルハイビジョン映像で撮影し、富士通のネットワーク技術と連携。工事で変更のあった沿線の映像の更新や複数の拠点で実施されている運転士の訓練履歴や成績などを、富士通のデータセンターで一括管理できる。 簡易運転台や模擬車両を使ったものなど計4タイプのシステムがあり、費用は3千万