現金の入ったレジ袋が置かれていた位置を指さす発見者=20日夜、和歌山市東紺屋町、山野拓郎撮影 20日午前10時45分ごろ、和歌山市東紺屋町の「延命地蔵」のほこら前に現金が入ったレジ袋があるのを、この地蔵の保存会の女性(72)が見つけ、110番通報した。拾得物として届けられた現金は計約4千万円。和歌山西署は持ち主に関する情報提供を呼びかけている。 同署などによると、女性は地蔵の掃除やさい銭回収などの月当番で、毎朝晩に見回りをしている。この日朝の見回りの際、紙幣や硬貨が入ったレジ袋三つを見つけた。前夜に見回った時には袋はなかったという。 朝日新聞の取材に女性は「たまに野菜を供えてくれる人がいるので、『たくさん供えてくれたなあ』と思って袋の口をほどくと1万円札が出てきて『まさか』と思った。目をそらして、もう一度見たが、やっぱり1万円札だった」と話した。 5月19日までに持ち主が現れなけれ