JRのダイヤ改正で引退する東京駅発着の寝台特急、「富士・はやぶさ」(東京-大分・熊本)の最終列車が14日、上り下りともに終点に到着した。始発、終点、通過の各駅や沿線には半世紀の歴史に幕を下ろす列車の勇姿をひと目見ようと多くのファンらが詰めかけたが、途中、「爆破予告」や悪天候などで上下とも大幅遅れ。“ラストラン”に水をさす事態となった。 下りの「富士」が終点の大分駅に到着したのは14日午後1時13分。門司で切り離された「はやぶさ」の熊本駅到着は午後2時で、ともに約2時間の大幅遅れだった。 遅れの主な原因は「爆破予告」と貨物列車による人身事故。爆破予告は13日午後11時9分ごろあった。インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「今は名古屋を発車した頃だな。日付が変わって京都に到着する辺りが見ものだな。ご乗車の皆さ~ん、ご愁傷様」と書き込まれた。