【4月26日 AFP】地球周回軌道上を漂う宇宙ごみは、今後数十年で人工衛星に壊滅的な被害をもたらす問題に発展する恐れがあり、各国政府は除去作業に至急着手する必要があると訴える声明文が、ドイツ・ダルムシュタット(Darmstadt)で開かれた宇宙科学会議で25日、発表された。 欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の宇宙ごみ部門を率いるハイナー・クリンクラッド(Heiner Klinkrad)氏によると、1978年以降、地球の周りを飛び交うごみの総量は3倍に増えているという。 「宇宙ごみの撤去活動を今すぐ始める必要があるという事実は、幅広い専門家の間で強い合意が得られている」。独ダルムシュタットで4日間にわたり開催された会議の閉幕に際し発表されたESAのプレスリリースで、同氏はこう述べている。「拡大しつつある宇宙ごみ問題に対するわれわれの理解は、地球の気候変動に対
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