超低電圧版Pentium M 733搭載で大幅にパワーアップ Librettoシリーズが初めて登場したのは、今からもう9年も前の1996年4月のことだ。その第1号機「Libretto 20」を初めて見たときの衝撃を、筆者は今もはっきりと覚えている。 CPUにDX4/75MHz相当品を搭載した「Libretto 20」は、ほぼVHSビデオテープと同じサイズで重さ850グラムという小型軽量な筐体で話題となった。Librettoシリーズは、その後もモデルチェンジを繰り返してきたが、1999年10月に登場したLibretto ff 1100Vのあとしばらく新製品が投入されなかった時期がある。これは、インテルのモバイル向けCPUの消費電力が増大し、LibrettoのようなミニノートPCに搭載するのが難しくなったためだ。 それから約1年半たった2001年3月、TransmetaのCrusoe TM56