人文工学に関するnomurahidetoのブックマーク (74)

  • 『ハーバード白熱教室』の裏側:ハーバードの一般教養の授業をサンデルの講義を例にして説明してみる - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    ハーバード大学におけるマイケル・サンデル(Michael Sandel)の授業が、『ハーバード白熱教室』としてNHKで放映され*1、かなりの人気を集めて話題になっているようだ。これはすべて再放送を待つまでもなく、ウェブ上で観ることができる(ただし英語だが)。*2 ちょうどいいので、これを使って、ハーバードの学部向け一般教養の授業の作りを説明してみようと思う。色々誤解もあるようであるし、あの映像だけでは分からないこともある。 私自身は、サンデルの授業を履修したことはないのだが、大学院生のときに、一般教養の授業のTAやHead TAをかなりやったので(といってもサンデルの授業ではもちろんなく、私の専門の科学史やSTS関係の授業である)、ハーバードの一般教養の授業の仕組みはかなり分かっているほうだと思う。とくに、日人のハーバードの学部生というのがほとんどいないわけであるし、私が説明するのもまっ

  • 既得権の社会学 - 社会学者の研究メモ

    再び教科書のための頭の整理のメモです。 最近は社会学でも「既得権」という考え方に反応する人が増えているような気がします。これも先日のエントリでちょっと触れた「社会学者の構造改革派バイアス」の表れにみえなくもないです。が、社会学を救うというわけじゃないのですが、今回はちょっと別の視点から論じてみます。 ここでは、レントについて、社会学的な概念を使うとどういうことが言えるのか、ということを検討します。(その他の面での既得権の話(機会不均等の話など)---こちらの方が流の社会学には親和的なんでしょうが---はしていません。) まずはおさらい。レントとは、簡単に言えば市場価格から乖離して上乗せされた価格の部分のことです。レントによって、その事業への新規参入が阻止されたり、あるいは逆に退出をコントロールしたりします(準レント)。で、レント・シーキングとは、レントを獲得するための政治的・社会的活動で

    既得権の社会学 - 社会学者の研究メモ
  • 「真面目な人が報われない」

    どう論じたものか悩みながら、『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』を見てきた。友人の手配で監督挨拶の回に行ったら、最前列のど真ん中というポジションで、監督が文字通り目の前。さすがに恥ずかしくて(何でだ)顔を上げられずにいたので、監督が僕に気づいていたとは思えないけど、もっそい怪しまれてたろうなと思う。神山さんごめんなさい。以下ネタバレ込みの感想。 劇場版Iを見たときからだいたい気づいていたけど、作の主題は、東のエデンのシステムや、それを駆使した「ニート」たちの集合的な力ではなく、それを利用する「王様」としての滝沢と、それに対抗する物部との政治観の違いへとシフトしている。両者の違いはいくつもあるが、それはたとえば、強い動機付けを持たない滝沢に対して、意志を持ったリーダーの必要性を認識している物部、といったところにも見られるが、より質的なのは、性善説を採り、みんなで生き残る

    「真面目な人が報われない」
    nomurahideto
    nomurahideto 2010/03/24
    マイナーな業界でさらに中小私立でさえ同じ状況というのが泣ける。
  • 私がTwitterを使う理由 - moroshigeki's blog

    私がTwitterを使っている理由にはいくつかあるが、研究用とか仕事用とかで言うと、以下の二つになる。 ひとつは、自分の興味関心に重なる人をfollowすることで、耳学問ができること。共同研究室なんかでだらだらしていると、他の先生や学生、院生が議論しているのが耳に入ってきて、それが結構勉強になったりするが、それに近いかもしれない。『Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)』でも述べられているように、Twitterのよさのひとつにfollowするのに承認がいらない(他人のつぶやきを勝手に見ることができる)という性質がある。コンピュータに関係のない学会や研究会、現在ではメーリングリストやSNS内のコミュニティ(古くはパソコン通信のフォーラム)などでは、「グループに入る」決心(というと大げさだが)やら手続きをある程度要求されるが、followはこの「グループに入る」感

    私がTwitterを使う理由 - moroshigeki's blog
    nomurahideto
    nomurahideto 2009/11/22
    鬼籍にあるマスタークラスの研究者を降霊する話もしてたっけ。青空文庫botみたいに著作の全文データからランダムにつぶやいてもらうというもおもしろそう。
  • 408田中秀臣著『偏差値40から良い会社に入る方法』 - akamac's review

    書誌情報:東洋経済新報社,xii+211頁,体価格1,400円,2009年12月3日発行 偏差値40から良い会社に入る方法 作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/11/20メディア: 単行購入: 29人 クリック: 1,084回この商品を含むブログ (59件) を見る - あの田中さんが書き下ろしの就活を書いた。「就職コア層」2万人以外のふつうの大学生向けの就活応援だ。偏差値40はあくまでもキャッチコピーで真に受けてはいけない。たしかに「就職コア層」を優先して採用するごく一部の大手企業は存在する。それ以外の企業,大多数の企業については,みなにチャンスがある。 新卒世代がゆとり世代に属していることや長期不況というトレンドにあって,就職戦線の厳しさにも触れながら,自己分析の欺瞞性や就職非コア層の就活の特徴を見事に言い当てている。良い会社を見つける世間知―

    408田中秀臣著『偏差値40から良い会社に入る方法』 - akamac's review
  • 物事を深刻にしすぎる人達 - やまもといちろうBLOG(ブログ)

    何となく思いついて、さらさらっと企画でもプログラムでも作る人っているじゃないですか。発想をカタチにするのが生きがいみたいな人で、100個作ってみて1個大ヒットだったら良くて、それでいて「これ、俺が作ったっすよ」とか語らない人。 で、仕事が大きくなったり、社会的に成功したと持ち上げられるフェイズに入って、あれを思い返させられる時が来る。とにかく、何かニュースバリューになるものを、とインタビューをされるとか、記事にされるとか。 そういうのの前後に、たいてい会社って広報部みたいなのとか、経営企画部みたいなのとか、ライツ部みたいなのができてる。仕事仕事としてこなすプロとしての統制屋。でも、それ単体で見るとコストセンター。仕事をすればするほど、組織は窮屈になっていく。 冒頭の、何となく思いついて作ってしまう人からすると、そういう統制屋から「それをやる前に権利関係は調べましたか」とかメールが来る類の

    物事を深刻にしすぎる人達 - やまもといちろうBLOG(ブログ)
    nomurahideto
    nomurahideto 2009/10/27
    内田樹の大学論と呼応。「会社が先にあるんじゃなくて、ビジネスがあって、会社のような組織体が必要とされる。当たり前のことだと思うんだけど、コンプライアンスが金を稼ぐわけじゃないから。」
  • 恩師から電話を頂く - 天漢日乗

    はまりまくった論文の校正をようやく脱稿して、pdfで送ってほっと一息。 なぜか落ちていた『經典釋文序録疏證』のpdfから、『經典釋文』自序を翻字していたところ、携帯に電話。誰かしら、と思ったら、恩師であった。ひたすら恐縮。 退官(ではなくなったのだが、慣習上、つい退官と言ってしまう)を数年内に控えていて、 今年は暇になるかと思ったら、全然 だそうで、去年より働かされているとの由。大学へ行くと書類が山をなして押し寄せてくるとかで、 パソコンで毎日書類作ってるばっかり だとのお話。文学部にはこうした雑用をこなす 助手さん という有り難い存在が以前はいたのだが、とっくに消え失せている。恩師が雑用に時間を費やしているかと思うと、ひたすらもったいないのだが、文科省はそこまで考えてはいないに違いない。有能な研究者が、雑用の山に押しつぶされるのは、日の文科行政が エライ人ほどジェネラリストに という、

    恩師から電話を頂く - 天漢日乗
  • asahi.com(朝日新聞社):教育実習1年・大学院2年必修を検討 教員養成で文科省 - 社会

    教員養成をめぐり、文部科学省の政務三役は、大学の学部4年間だけでなく大学院の2年間も必修とし、修士号を免許取得の条件とする「教員養成課程6年制」を導入する方向で検討を始めた。現在は2〜4週間の教育実習についても1年間に延ばす考えで、子どもと向き合う経験を増やし、よりていねいに教員を養成する方針だ。  文科省の政務三役は、10年に1度、現役教員に大学などで講習を受けることを義務づける教員免許更新制を10年度限りで廃止する方針を固めており、教員養成の6年制化はそれに代わる教員の質向上の手だてと位置づけている。  民主党の総選挙のマニフェストにも盛り込まれており、大学院修了後、最初に取得する一般免許状のほか、8年以上の実務経験を積んでから取得できる専門免許状を設けることも想定している。文科省は、現在の教員免許更新制で講習を受けた教員の受講分について、将来専門免許状を取る際の単位に振り替えられるよ

  • left over junk

  • 47NEWS(よんななニュース)

    将棋・第49期棋王戦 第3局新潟対局]藤井聡太棋王(八冠)VS伊藤匠七段 最新の状況速報や棋譜速報、大盤解説の動画配信…記事の一覧まとめページ

    47NEWS(よんななニュース)
  • コピーとスキャン - 天漢日乗

    市立図書館から借りてきたをスキャン。 片方は 大日仏教全書 興福寺叢書巻一 で、欲しいのは 僧綱補任巻一 である。僧綱補任は文もさることながら 裏書 というのも収録されていて、文の闕を補って余りある。 もう一つは、専門書で、必要な論文だけスキャンする。訓点が入った漢文が引用されているから、日語OCRにかけると、訓点がゴミになるのよね。 僧綱補任は後処理の方が遙かに面倒なので、日語OCRに掛ける気にならない。割注の入った文章を日語OCRに掛けると、もう厭になるくらい手間が大変になる。薬方程度だったら気にならないけど、割注だけで1行分近くあると、もう手で入力した方が絶対に速い。 しかし、コピーするもスキャンするのも、時間は一緒。画像をプリントアウトしておしまいか、画像を情報として残すかの違いだけだ。 ブラウズする時の便は、また紙の方がある。 スキャン画像も読むのにはいいのだが、画

    コピーとスキャン - 天漢日乗
    nomurahideto
    nomurahideto 2009/08/24
    中国や台湾は中央集権的権力が学術の世界にもがっちり浸透してるからで、烏合の衆のままでいられる日本はそれはそれで幸せな環境なんでしょう。制約の中でベストを尽くす方がステキだと思うけど。
  • 日欧の大学と職業―高等教育と職業に関する12ヵ国比較調査結果― - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    議論が老社会学者氏の「正論」のような糸の切れた凧にならないようにするためには、やはり実証研究の成果をきちんと使う必要があります。ここ数日charisさんとの間でやりとりされている教育仕事の関係、なかんずく高等教育仕事の関係についても、まさに「職業レリバンス」という問題意識に基づいて行われた調査研究が踏まえられる必要があると思います。 JILPTは前身のJIL時代からこの問題領域について繰り返し研究を行い報告書をまとめてきていますが、とりあえず一番まとまったものとしては、2001年3月に発表された「日欧の大学と職業―高等教育と職業に関する12ヵ国比較調査結果―」が有用です。 http://db.jil.go.jp/cgi-bin/jsk012?smode=dtldsp&detail=E2001090016&displayflg=1 >日労働研究機構では、平成10年度より「大卒者の職業へ

    日欧の大学と職業―高等教育と職業に関する12ヵ国比較調査結果― - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 高校普通科 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    charisさんとの議論の中心にある論点を、哲学や美学といった個々の学問分野の意味や価値をどう考えるかという個別領域ごとにそれぞれ思い入れやら何やらがあり得る論点を捨象して(私自身の思い入れは最後のところに付記します)、ある意味で質的なところだけを純粋抽出すると、職業教育ではないという消極的な定義しかできない「高校普通科」をどう考えるかという問題に至ります。 たまたま、児美川孝一郎さんのブログ「Under my thumb」の標題のエントリが載っていましたので、一つのヒントとして。 http://blogs.dion.ne.jp/career/archives/8637771.html >昨日は,神奈川県高校教育会館主催の教育講座の講師として,「権利としてのキャリア教育」について話をしてきた。 なかなか感度の高い先生がたと議論できたのは,面白かったし,今どきの学校現場がどれほど“押し込め

    高校普通科 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 濱口桂一郎氏へのお答え - charisの美学日誌

    [議論] 濱口桂一郎氏へのお答え (写真は、リベラルアーツの源流の一人プラトン(左)。体育、音楽、文芸、算数、幾何、天文を学ぶことの重要性を説いた。) 濱口桂一郎『新しい労働社会』についての私の書評に対して、濱口氏がご自分のブログで丁寧なコメントをくださった。そのことを感謝するとともに、こうして著者と直接意見の交流ができるブログは、つくづく有難いものだと思う。↓ http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/charis-772a.html 書における労働と雇用をめぐる濱口氏の現状分析は見事なものであり、その部分については、コメントで氏が述べられたことも含めて、私には異存はない。私が氏と大きく見解を異にするのは、大学教育が持つべき「職業的レリバンス」についてであり、コメントによって氏の見解がさらに詳しく示されたので、再度私の見解を述べ

    濱口桂一郎氏へのお答え - charisの美学日誌
  • charis氏の拙著批判への若干のコメント - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    charis氏の拙著に対する3回シリーズの批判が終わったようですので、若干のコメントを述べておきたいと思います。 http://d.hatena.ne.jp/charis/20090804 http://d.hatena.ne.jp/charis/20090805 http://d.hatena.ne.jp/charis/20090806 まずはじめに申し上げておきますと、charisさんはいささかわたくしを急進的な改革論者という風に認識されすぎておられるのではないかと感じました。わたくしのモットーは、認識論的にはラディカル(根底的に考えるということ)に、実践論的にはリアリストであれ、というところにありますので、 >長期雇用・年功賃金制という屋台骨を破壊しなければならないほどの積極的な理由を、私は濱口氏の叙述の中には読み取れなかった。 などという急進的な主張をした覚えはないのですが。むしろ

    charis氏の拙著批判への若干のコメント - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 創造するアーキテクチャ - Vox

    第7回アーバンコンピューティングシンポジウム「創造するアーキテクチャ」に参加してきました!登壇されたのは江渡浩一郎さん(産業技術総合研究所)・濱野智史さん(日技芸)・中西泰人さん(慶應SFC)で司会がNTTの木原民雄さん。 ビデオカメラが何台も回っていて、YouTubeに動画がアップされるとの噂なのでひょっとしてブログなんて書かなくてもいいのかもしれませんが面白かったのでやっぱり書いちゃいます :)

  • kikulog

    kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord

  • 身も蓋もないが本当に有効な「論文の書き方」 - 発声練習

    CAREERzine:身も蓋もないが当に有効な「企画書の書き方」のフォーマットパクリです。 前例を重視する 論文には内容と結果、主張の独自性は求められますが、形式については独自性を求められません。むしろ、独自性が高く前例にしたがっていない論文はダメな構成の論文であるとみなされる傾向にあります。 企画書を書くとき、とくに、異動したてであるとか、新しい仕事であるとか、そういう場合は必ず、その部門での企画書に目を通しておくべきです。どういう順番で書いてあるか、どこを手厚くしているか、などに着目していきましょう。あるいは、前例となる企画書をフォーマットだと思って文章を上書きしていくのも有効です。 (CAREERzine:身も蓋もないが当に有効な「企画書の書き方」より) 研究テーマや投稿先の学術雑誌、国際会議によって論文が通りやすいフォーマットというのが決まっていることが多いです。必ず投稿先の学

    身も蓋もないが本当に有効な「論文の書き方」 - 発声練習
  • ALA・ARLなどによる、Googleブック検索についての解説資料の第2弾が公表

    Googleブック検索の和解案について図書館向けに解説した“A GUIDE FOR THE PERPLEXED”の第2弾として、Google社とミシガン大学との新しい契約について解説した資料が、北米研究図書館協会(ARL)のウェブサイトに掲載されています。著者は、全米図書館協会(ALA)やARL等のコンサルタントをしている弁護士のJonathan Band氏とのことです。 Library Associations Release Guide to Google Book Search Amended Agreement(ARLのPress Releases & Announcements) http://www.arl.org/news/pr/perplexed-part2-17june09.shtml After Michigan Amendments to Google Deal, L

    ALA・ARLなどによる、Googleブック検索についての解説資料の第2弾が公表
  • I love software!: 2009年06月05日 日付 アーカイブ

    語組版処理の要件 遂に公開! W3Cのタスクフォースとして長期に渡って文書化作業が行なわれていた「日語組版処理の要件」が、遂に、完成してW3Cの技術ノートとして公開されました。 ・日語組版処理の要件(日語版) W3C 技術ノート 2009年6月4日 ・Requirements for Japanese Text Layout W3C Working Group Note 4 June 2009 この文書は、Web上の文書を綺麗な組版することを目的として作成されたものです。現在のWebは綺麗な印刷を全く考慮していません。Webは企業の広告塔が乱立している状態であって、特に文書系コンテンツの平均品質はそれ程高くありません。この原因の一つとしてWebは画面で流し読みするだけで紙に印刷して襟を正して読まないことがあげられます。高品質なWebコンテンツと高品質な組版は車の両輪のようなもので