本の題名は「トランスジェンダーQ&A」。はじめに、男女の性差や二つの性別による区分が社会で重んじられている一方、生活の中では戸籍や見た目、自己申告などその時々によって用いられる性別の情報が異なることを指摘。その上で、トランスジェンダーの生活や困りごとを紹介し、偏見や誤解への対応を解説している。 たとえば、「トランスジェンダーのせいでトイレが危険になりませんか?」との質問には、公共のトイレは見た目の性別に準じて利用されていることを説明し、「当事者もそれに従い、周囲からその性別で見られない場合は性別不問のトイレを利用している」と回答する。そして「特定の過去を持つ人間を狙い撃ちして排除するのは不合理な差別」と解説する。 高井准教授と共著者で主夫、作家の周司あきらさんは、ノンバイナリーとトランスジェンダーの当事者。2023年6月に「LGBT理解増進法」が成立した際、国会やSNS(ネット交流サービス
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