【ワシントン=望月洋嗣】バイデン米副大統領は19日に放映された米NBCテレビの番組で、「ウィキリークス」(WL)編集長のアサンジュ容疑者について「ハイテク・テロリストに近いと考えている」との見方を示した。 その理由として、WLが機密指定された外交公電の公開により、米外交官や米兵らの「命を危険にさらした」と指摘。また「同盟国や友好国との外交が難しくなっている」とし、各国首脳らに面会する際、バイデン氏以外の職員を同席させないよう要望されるなどの弊害が出ていると明らかにした。 「アサンジュ編集長は犯罪者か」との質問に対しては、外交公電などの流出元とみられる米上等兵との共謀があるとしたら、報道機関へのリークとは根本的に異なる、との見解を示した。