「おいしくて健康にも良いハンバーガーがあったらな」。蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」が叶えてくれるのはそんな現代人の欲望だ。ジャンクフードの王様であったハンバーガーが、「健康食」になるかもしれない未来はもう目の前までやってきている。 「蚕」を原料とした次世代食品を販売する店舗「シルクフードラボ」は、表参道の屋台村「COMMUNE」内で、2020年7月末まで期間限定でオープンしている。メニュー開発では徹底的に「おいしい昆虫食」が追求され、コクや甘みといった風味の良さが自慢の「オルタナティブミート」が完成した。 「サステナブルなのかもしれないけれど、結局は味が美味しくないのでは?」昆虫食に対してこんなイメージを抱いている人にこそぜひ実際に味わってみてほしい。「シルクフード」のおいしさの秘密と蚕文化の魅力について、開発を手がけたスタートアップ「Ellie(エリー)」の梶栗隆弘代表に話を聞
人工知能(AI)などテクノロジーが、育児をサポートしてくれる時代が間もなく本格的に訪れるかもしれない。ここで、昨今話題の「ベビーテック」の事例をいくつか紹介したい。 まず、Deeplyという企業が開発している「Waah」というアプリケーションは、人工知能を活用し、赤ちゃんの泣き声を分析。泣いている理由を知らせてくれるサービスだ。サービス開発のため、病院、妊婦療養機関などから赤ちゃんの音声データを10万個、また7万時間におよぶ新生児の音声データを取得しAIに学習させたという。 Waahは赤ちゃんの意思表現を、空腹、眠気、ゲップ、痛み、温度、湿度の6つに対する反応として分類する。収集された赤ちゃんの泣き声はクラウドに保存され、分析精度が常に向上していく仕組みだ。 Photo by naint 一方、「Nanit」は、赤ちゃんの睡眠パターンを学習。異常の兆候がある場合に知らせてくれるプロダクトで
水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA(ウォータ)は、AIによる自律分散型水循環システムを搭載した水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を発表した。2020年11月の出荷に向けて、7月14日(火)より600台限定で先行予約を開始している。 感染症対策として「手洗い」はもっとも有効な手法のひとつだが、都市環境では水道インフラが必要となるため、駅や商業施設のトイレなど限られた場面でしか行うことができない。 WOSHは、水インフラを必要としない独立型のポータブル設計で、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前などにも手軽に設置が可能。また、供給水質の安全性を担保するために、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階というWOTA独自のテクノロジーを搭載している。 同製品が搭載しているフィルターは、もっとも目が細かいフィルターで孔の大きさが1~2
MITリンカーン研究所の研究チームは、発話の際の音声の微妙な変化から、新型コロナ感染を検出する技術を開発している。 研究チームはもともと、筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などの音声バイオマーカーを研究。新型コロナでも音声に特徴が表れることを発見した。 同技術は将来的に、アプリや遠隔診療による新型コロナの診断に利用される可能性がある。 筋肉の動きの微細な乱れを見る発声には、たくさんの筋肉が関わっており、炎症や神経障害がこれらの相互作用に影響を与える。音声バイオマーカーは、呼吸器官と発声器官(のど)、発語器官(舌、唇、あご)の連携の乱れから、疾患/障害を予測するものだ。 音声の大きさや高さ、安定性や共鳴性などを測定し、疾患/障害ごとのパターンと比較することで、まだ症状が表れていない場合にも診断が可能となる。 研究チームは、呼吸器系の症状が特徴的な新型コロナにも音声バイオマーカーが存
共感できるものだけに集中する、という仕事のしかた 川島蓉子さん(以下、川島) りかこさんの生き方の信条は「ソーシャルグッド」と伺っています。お仕事でもりかこさんのデザインは、既存の視点への問いや、価値転換への気づきに対する貢献を目的にしていらっしゃいますが、いつごろからそのような考え方になったのですか? 長嶋りかこさん(以下、長嶋) かつて広告代理店にいたとき、次第に仕事に対する違和感が積もっていったんです。当時は、自分が欲しいと思える商品や共感できるクライアントだけを選んで仕事をしていたわけではありませんでした。特に若手の頃は仕事を断りづらく、たとえ自分が買いたいと思えない商品でも、目の前に与えられた目的をデザインによって果たすことに集中すれば、何かが見えるはずだと思ってやっていました。 視覚・言語化する技術は、次第に身についていくんですが、いくらやっても何も見えてこなかった。それどころ
感染症疫学専門家らによると、人が初めて感染症にかかったのは、人類が野生動物を家畜化した約1万年前のこと。野生動物が持っていたウイルスが人類に遭遇すると、進化して人間社会に広まった。天然痘は牛、百日咳はブタ、麻疹は犬、インフルエンザはアヒルやカモ、風邪は馬が起源だという。 1975年を前後に、何が変わったのか 20世紀になるとワクチンの開発などにより、感染症による死亡数が世界的に激減。天然痘が撲滅すると、「感染症はもはや人類の脅威ではない」と世界保健機構(WHO)や各国政府は豪語した。 ところが、1975年頃を境に感染症の死亡数は年々増加。1976年にはエボラ出血熱、1981年にエイズ(後天性免疫不全症候群)、1997年に鳥インフルエンザ、2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)、2012年にMERS(中東呼吸器症候群)が出現。これら30以上の感染症が新たに世界規模で猛威を振るうようにな
「 眠れる森の ひとしずく 」 屋久島の森づくりの過程で出る間伐材を利用して作られた精油です。 清らかな山水を用いて水蒸気蒸留法で抽出。 屋久島ならではの、ここでしか作れない香り。 同じ杉でも、「幹」と「枝葉」とでは、香りも役割も異なります。 屋久島育ちの杉の幹には、質の良い眠りに役立つ成分が 本土の杉に比べて大変多く含まれるそう。 都会でパワフルに頑張る人にこそ必要な、休息のための香りです。 “A Droplet of Sleeping Forest” Relaxing those with an energetic life Induce a sense of peace Wellbeing & balanced This essential oil is made from the thinning wood of Yakushima cedar. Pure mountain wat
<オランダの医師たちがビタミンKと新型コロナ症状緩和に関連性を見出したことから、にわかに注目が集まっている ......> 新型コロナは感染後、基礎疾患や高齢により悪化しやすいが、ふだんの栄養状態も関係すると言われている。欧州臨床栄養代謝学会(ESPEN)は早くから、新型コロナ患者のための栄養ガイドラインを提示していた。 なかでも注目されているのは、動脈や骨の健康に欠かせないと言われるビタミンKだ。昨年くらいから健康に敏感な人たちのあいだで密かなブームとなっていたようだが、さらにこの度、オランダの医師たちがビタミンKと新型コロナ症状緩和に関連性を見出したことから、にわかに注目が集まっている。 K1とK2があるが、体内吸収率のより高いK2が非常に多く含まれる納豆が特に注目されている。 ビタミンKの欠乏と症状悪化の関連性 栄養バランスと適度な運動が免疫力を高めることはよく知られているが、どうや
現場の逼迫が続く中、インターネット上で遠隔診療を行う「オンライン診療」に注目が集まっている。これに先立ち、、それにトヨタやソフトバンクなどで作るモネが協力して、過疎地域で遠隔診療ができる移動診療車を開発した。その驚くべき機能とは――。※本稿は、中村尚樹『ストーリーで理解する 日本一わかりやすいMaaS&CASE』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 筆者提供とモネが共同で開発した移動診療車「ヘルスケアモビリティ」。トヨタ・ハイエースの福祉車両を改造している - 筆者提供■実は「遠距離でのオンライン診療」は認められていなかった「オンライン診療」とは、予約や診察、処方や決済まで、インターネット上で行う遠隔診療である。離島やへき地などの患者に対しては、1997年から「遠隔診療」が認められてきた。情報通信技術の著しい進歩を背景に、2018年、厚生労働省が遠隔診療という用語をオンライン診療
放牧は感染リスクが高いのか? 豚が日光を浴びたり、泥遊びをしたり、自由に動いて健康に育つ放牧養豚――。動物の心身の幸福を育むアニマルウェルフェア(AW)を重視する国際潮流の中で産業価値も高まっているが、その放牧養豚が今消されようとしている。 国が豚コレラ(CSF)、アフリカ豚熱(ASF)など家畜伝染病拡大防止を理由に、指定する地域での放牧を中止させようとしているのだ。 法施行直前になって放牧中止の件を知らされた生産者は「消費者に良質な食品を届けるため、長年工夫して放牧を営んできた。ワクチン接種も二重柵もしており、放牧のほうが畜舎飼いより感染リスクが高いという科学的根拠はない。理不尽だ」と抗議している。 2018年9月に岐阜県で26年ぶりにCSFが発生して以降、発生件数は58例に上る。農林水産省は20年4月改正の家畜伝染病予防法に基づき、衛生管理の強化策などを盛り込んだ産業動物の飼養衛生管理
Apple Watchに触れずに出来る操作が、Hey Siri以外にも増えるかも? 2020 6/06 米国特許商標庁(USPTO)で公開された特許情報が、Apple Watchは将来、タッチレス・ジェスチャーコントロールで操作出来る範囲が拡大する可能性を示唆しています。 特許の内容 Appleが現地時間2020年6月2日に米国特許商標庁より、「ウェアラブルデバイスからの、動きとジェスチャー入力」と題する特許を取得したと、AppleInsiderが伝えています。 この特許の概要は、「Apple Watchへの筋電センサー搭載と、その活用方法」です。筋電センサーが搭載されれば、筋肉の動きに伴って発生する生体信号が読み取れるため、それをApple Watchの操作に反映できると、AppleInsiderは解説しています。 筋肉の動きには生体信号、すなわち電気信号が伴います。心電図(ECG)は心
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