「ワードロービング (wardrobing)」という言葉をご存じだろうか? ワードローブ(wardrobe)と言えばクローゼットや持っている服などを指すが、ワードロービングは「オンラインや実店舗で服を購入して着てみるが14日間のうちに返品して全額返金してもらう行為」を指す。店を洋服タンスのように使うことから、この表現が生まれたという。 このワードロービングによって、ファッション業界全体は年間150億ドルもの損失を被っており、小売店やショッピングサイトのなかには、頻繁にワードロービングを行う顧客をブラックリスト化するところまで出てきているという。 製品タグをファッション化 こうしたワードロービング(返品行動)による損失もあってか、2019年3月に米国子会社の倒産にまで至ったイタリアの有名ファッションブランド「ディーゼル」は、その年の秋冬コレクションを発表するファッション・ウイークのイベントで
![「タグあり」がドレスコード? 返品率を引き下げたディーゼルの奇策 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9195c401c434956fa4d7e846b89e1dccd8e81a46/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F47496%2Fimages%2Fmain_image_47496a8caa0a2c0f05ebf75c50d8232157198.jpg)