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ブックマーク / sugitasyunsuke.hatenablog.com (5)

  • 最近の仕事(絶対平和論、添い寝エッセイ) - sugitasyunsukeの日記

    ◆「今、絶対平和を問いなおす――「イスラム国」人質事件から」(58枚、「すばる」2015年6月号) 文学と政治、時評と思想の「間」にとどまりながら、今、考えられることを考えてみました。保田與重郎、ガンジー、福田恆存、丸山眞男、ジャック・デリダらを参照しながら、戦後的平和の先に(積極的平和ではなく)、絶対平和の理想を取り返すことは当に不可能なのか、と。個人的には新境地です。 すばる2015年6月号 出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る ◆「寄り添われて眠るということのパンセ」、(14枚、同人誌『SOINEX』) 「添い寝」をコンセプトにした同人誌に、エッセイを書かせて頂きました。超低体重出生児として産まれた我が子のNICUでのカンガルーケア、重症心身障害のある青年とのお泊り、そして僕自身が幼い頃、アトピーに苦しみなが

    最近の仕事(絶対平和論、添い寝エッセイ) - sugitasyunsukeの日記
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    noreply 2015/05/12
  • バックラッシュ、とすら呼べないような - sugitasyunsukeの日記

    赤木智弘さんや白井勝美さんなどの経済弱者系の当事者を読んでいると、女性に対する物の見方にぎょっとさせられることがある。バックラッシュというのですらないような、不気味なほどの保守的な女性観。労働運動や反貧困運動をしている人からも、あまり表立っては批判されないようだ。ぼくにとっては、経済的な貧困の話と性の話は、切り離せないものなので、素朴に不思議に思う。もっとも新左翼にせよ青い芝にせよ、男性の左翼運動の歴史は性暴力の歴史なのかもしれないが……(この辺は『フリーター論争2.0』の4章などでかなりソリッドな議論がされています)。女性の権利運動・リブ・フェミ歴史の蓄積があり、一般の男性には広まらなかったとは言えメンズリブや男性学、あるいはクィアなどの歴史もあるのに。そういう問題を考える余裕がないから経済弱者なのだ、動物的生=性を送らざるをえないのだ、ということなのかもしれないけど、いくらなんでも

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    noreply 2008/05/28
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  • 悩みに悩み続けている人たちの前で - sugitasyunsukeの日記

    山口県光市の母子殺害事件の広島高裁の差し戻し控訴審判決に関わるニュースを見ていた。この間、森達也さんの『死刑』を2回、ゆっくり読んでいた。死刑制度の是非については、ぼくにはあいかわらず何とも言えない。ろくに知らないことについて何かを言えば、何を言っても、必ず間違える。だから多くの事柄でぼくは沈黙を選んできたし、これからもそうする(それでも十分、無知なる饒舌を繰り返してきたし、これからも繰り返すだろう)。ぼくの日常の中で、死刑に直接関わる人はいない。誰も。影すら見えない。ただ、この事件について、また死刑制度の現状について、現時点での考えを、いくつか書きとめておきたい、とすごく思った。ので、書く。 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う 作者: 森達也出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2008/01/10メディア: 単行購入: 12人 クリック: 399回この商品を含むブ

    悩みに悩み続けている人たちの前で - sugitasyunsukeの日記
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    noreply 2008/05/02
    "現実の矛盾に直面して、戸惑うこと。失語すること。「悩みに悩みを重ねて」、人は変わる"
  • 星野智幸『無間道』――ゲーム的メタリアルと労働のメタリアル(2) - sugitasyunsukeの日記

    無間道 作者: 星野智幸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/11/05メディア: 単行購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (28件) を見る よかった。 人々は生の空虚に耐えかね死を選ぶが、死んでも死ねずに甦る。リセットとリプレイ。三つの短編が入れ子構造になっている。それぞれの短編の最後に主人公が見出す、この世界の基設定(無意味な自殺→無意味な再生)に抵抗し抜け出すための行動(「無間道」の「この生」を生ききる覚悟/「煉獄ロック」の愛と逃亡/「切腹」の気の死)すら、他の短編の中では無意味化されてしまう。三つの作品は発展関係にないし、どれか一つの作品が特権的な意味を帯びることもない。 物語の形式としては桜坂洋『ALL YOU NEED IS KILL』などに似ている(参照→http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/2007061

    星野智幸『無間道』――ゲーム的メタリアルと労働のメタリアル(2) - sugitasyunsukeの日記
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    noreply 2007/11/23
    「人々は生の空虚に耐えかね死を選ぶが、死んでも死ねずに甦る。リセットとリプレイ。三つの短編が入れ子構造になっている」これは面白そう。
  • 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』のクリティカル・ポイント - sugitasyunsukeの日記

    ゲーム的リアリズムの誕生』(二〇〇七年)の「付録B」の「萌えの手前、不能性に止まること――『AIR』について」に心を動かされた。もともと、共著『美少女ゲームの臨界点』(二〇〇四年)に収録されたものだという。そちらの論集は僕の手元にはない。 ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) 作者:東 浩紀講談社Amazonゲーム的リアリズムの誕生』に付された短いこの「付録」は、おそらく、前作『動物化するポストモダン』(二〇〇一年)ばかりか、作『ゲーム的リアリズムの誕生』の中の一つの死角をも、内側からい破るように自己批評している。そのように感じられた。そこに心を動かされた。 東浩紀はそのオタク論を展開する場合に、しばしばエロゲー/美少女ゲームについて論じてきた。にもかかわらず、エロゲーのポルノ的な側面、あるいは性暴力的な側面には積極的に触れようとはしてこなかった

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