3月11日に発生した東日本大震災で、日本は深刻な被害を受けた。その再建は途方もない大仕事だが、日本人は長時間労働をものともしないという特徴があることが証明されている。 経済協力開発機構(OECD)が12日発表した新しい調査報告書「図表でみる社会2011」によると、1日の有償労働時間が一番長いのは日本の6時間16分。1日の26%を有償労働に費やしており、26のOECD加盟国に中国、インド、南アフリカを加えた計29カ国のなかでトップとなった。2位には韓国の5時間48分、3位には中国の5時間40分が続いた。 一方、有償労働時間に家事などの無償労働時間と通勤時間を加えた労働時間でトップだったのはメキシコの9時間54分。2位は日本の9時間で、両国とも平均の8時間4分を大幅に上回った。もっとも労働時間が短かったのはベルギーの約7時間。米国は8時間30分足らずだった。 日本は無償労働時間の短さでも2位に