自民党の小泉進次郎氏らが、健康管理に努めた人の医療保険の自己負担を引き下げる提言をしたというニュースがありました。 普段から健康管理を行ってきた人も、そうでない人も同じ自己負担で治療が受けられる制度では、健康管理を行う動機付けが不十分であり、自助努力を行ったにもかかわらず病気になった人の医療費の自己負担を軽くすることで自助を促すのだそうです。 具体的には、「個人ごとに検診履歴などを把握し、健康管理にしっかり取り組んできた方を「ゴールド区分」にして、自己負担を低く設定する「健康ゴールド免許」制度の導入を打ち出したとのこと。自己負担を軽減したことによる財源のマイナスは、健康な人が増えることで節約できる医療費で補える、と見込んでいます。 しかし、「健康ゴールド免許」制度はうまくいかないし、うまくいくとしても実行すべきではない」と、私は考えます。 まずはうまくいかない理由から。定期検診が医療費を抑
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