学校の部活動などで体罰や暴力が相次いで問題になるなか、多くの学生がスポーツ指導者となる日本体育大学で入学式が行われ、谷釜了正学長は、暴力を容認する考えは直ちに捨て去るよう新入生に呼びかけました。 東京・世田谷区で行われた入学式には、およそ1500人の新入生が出席しました。 日体大では毎年、卒業生のおよそ4分の1に当たる300人近くが、学校の体育教師になるなど、多くがスポーツ指導者の道に進んでいます。 学校の部活動やスポーツの現場で、指導者による体罰や暴力が相次いで問題となるなか、谷釜了正学長は新入生に対し、「皆さんの中には、体罰の名の下で暴力を受けた人も少なくないと思う。勝利のためなら多少の心身の痛みも受け入れるべきだと体罰や暴力を是認する考えは、直ちに葬り去ってほしい」と呼びかけました。 日体大では、スポーツ指導の場から暴力を容認する風潮を一掃しようと、「反体罰・反暴力宣言」を出し、学長