女川原発の防潮堤着工 東北電、来春完成 東北電力は1日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)の新たな津波対策として計画していた防潮堤の本体工事に着手した。来年4月の完成予定。 防潮堤は海抜約14メートルの敷地の海側に高さ約3メートルで築き、東京電力福島第1原発に押し寄せた15メートル級の津波にも対応できるようにする。セメントを混ぜた改良土を使う構造で、総延長は約600メートル。工事費は非公表。 他に東北電は敷地内の電気設備などの周辺に、高さ約2メートルの防潮壁も建設する。12月中に着工、来年4月に完成させる。