別blog の転載。橋下知事がまだ大阪市長選を戦っていた頃の記事。 橋下市長の本は役に立つ 研修医の昔から、人と話すのが苦手で、交渉ごとがとにかく下手で、何かいい方法はないものなのか、弁護士の人たちや企業のクレーム担当の人が書いた交渉の本をいろいろ読んだ。 交渉のマニュアル本というものは、ごく大ざっぱに「誠意を持って語りかければ相手はきっと分かってくれる。駄目なら殴らせて警察を呼べ」という文脈で書かれていた本が多かった。誠意をどうやって表現すればいいのか、自分にはちっとも分からなかったから、こういう本は役に立たなくて、ずいぶん困った記憶がある。 いろんな本に手を出す中で、橋下知事が平成15年に書いた交渉の本、「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック」という本は、ずいぶん実用的に書かれていて感心した。自分が交渉の本をまとめていく中で、橋下知事の「勝つ」