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ブックマーク / courrier.jp (115)

  • アメリカの運命を握ってきた非WASP、「ホワイト・エスニック」とは誰か? | 町山智浩のUSニュースの番犬 vol.80 

    1月20日、ついにドナルド・トランプが米国の第45代大統領に就任する。彼が大統領選に勝つことを、ほとんど誰も事前に予測することができなかった。共和党も保守系メディアも、いや、トランプ自身もだ。 開票速報を観るパーティーにヒラリー・クリントンが3万人収容のコンベンション・センターを用意していたのに対して、トランプはヒルトン・ホテルのボールルームに招待客だけを集めて、こじんまりとおこなったことからも、トランプに勝つ気がなかったことがわかる。 筆者もヒラリーが勝つと思っていた。その根拠は「子供投票(Kids Vote)」だ。アメリカの小中高校では1940年代から大統領選のたびに、子供たちに「どちらの大統領候補に投票する?」と尋ねて模擬投票をさせる。これが70年以上続いていて2回しか外したことがない。あらゆる選挙予想のなかで最高の的中率を誇っていた。 どうしてそんなに当たるのかと言えば、子供たちは

    アメリカの運命を握ってきた非WASP、「ホワイト・エスニック」とは誰か? | 町山智浩のUSニュースの番犬 vol.80 
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    nstrkd 2017/01/30
  • マドンナからレディー・ガガまでセレブ御用達の「安田直美」を直撃 | 日本のネイルが凄すぎる!

    米誌「ニューヨーカー」が「The Face of Celebrity Nails(セレブの爪の顔)」として2016年9月19日号で特集したネイルアーティストは32歳の日人・安田直美だった。 安田は、マドンナをはじめとする多数のセレブのネイルアートを担当し、トップクラスのファッション誌の表紙を飾る。『セックス・アンド・ザ・シティ』の映画撮影でもネイルを担当。また作品の一部は、ニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館にも収蔵されており、まさに世界級のネイルアーティストといってもいい。 クーリエ・ジャポンが安田にインタビューした。 「MTV News」のライターとして著名なドリーン・セント・フェリックスは、「ニューヨーカー」誌の取材で安田の自宅を訪れた。 〈ある日の午後、ダウンタウンにある自宅のアパートで、彼女は美容師の友人にネイルアートを施す準備をしながら、自分の指をボウルに入

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    nstrkd 2017/01/21
  • バツイチ子持ちイラストレーターが「エアビー」で3年間100人以上を泊めてわかったこと

    「民泊」が話題になる前からAirbnb(エアビーアンドビー)のホストをはじめ、もうすぐ3年。子供を育てる親として、「自分が当たり前にできること」と「自分が宿泊するなら欲しいもの」を用意してスタートしたら、ゲストとの体験は思った以上に豊かなものだった──。 実際に「暮らしながらAirbnbをする」日々とはどういうものか、いまは「スーパーホスト」として各国からのゲストとの交流に忙しい著者からイラストつきで教えてもらおう。 テレビを見ていると、しばしば「民泊」をめぐるネガティブな報道が流れている。悪質民泊業者、ゴミ問題、騒音、近隣トラブルなど……。 これらを見ていると、私は当に悲しくなる。私自身、シングルマザーで小さな子供を育てながら、この3年間Airbnbのホストをやってきたからである。 受け入れてきたゲストは世界各国からリピーターを含めのべ100人以上になるが、いっさい問題らしいことは起き

    バツイチ子持ちイラストレーターが「エアビー」で3年間100人以上を泊めてわかったこと
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    nstrkd 2017/01/09
  • ジム・ロジャーズが断言「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」 | クーリエ・ジャポン記者も直撃

    新刊『頭で考える前に「やってみた」人が、うまくいく』を上梓したサチン・チョードリーのロング・インタビューにジム・ロジャーズが応じた。 2日連続更新の後編では、日のゆくえについても注目すべき発言が続く。そしてインタビュー後にクーリエ・ジャポンも直撃し、「ウェブメディアに投資してみませんか?」と聞いてみた──。 「破綻が迫っているのは一目瞭然です」 ──移民について、ロジャーズさんはとても前向きですね。たしかに、これまでの米国では、シンガポールのように多民族が共存することで、法制度も文化も、経済も豊かなものとなりました。 しかし、ここ日はいまだに移民制度に対してとても厳しく、外国人の流入に対してオープンではありません。日の移民制度についてはどうお考えですか? 私は日人ではないので、日人に何かをしろと指示できる立場にありません。 もちろん、日は基的に外国人や移民が好きではない、と言

    ジム・ロジャーズが断言「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」 | クーリエ・ジャポン記者も直撃
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    nstrkd 2017/01/06
  • 米紙が「どうして人はつながらないのか?」と新海誠監督にインタビュー | 「ニューヨーク・タイムズ」が『君の名は。』に熱視線!

    メガヒット作品となった『君の名は。』の勢いは世界を席巻しつつある。米国でもロサンゼルス映画批評家協会が選ぶアニメ賞に選ばれ、「12月31日までに連続1週間以上、ロサンゼルスの商業劇場で有料で上映される」というアカデミー賞にノミネートされるための条件も達成した。米紙「ニューヨーク・タイムズ」もこの勢いに着目。作品を紹介しながら、新海誠監督の肉声を大きく掲載している。 日のアニメ映像作家、新海誠監督は行く先々で「次世代の大ヒット作品を生み出した気分はどうだ」といった質問を受けるようになった。 2016年の日で最高の興行収入をあげた映画『君の名は。』で知られる新海監督は、取材を受けるとしばしば「宮崎駿監督の後継者となった感想は」とも聞かれる。 宮崎監督は日のアニメ界で『もののけ姫』や、アカデミー賞を受賞した『千と千尋の神隠し』を大ヒットさせ、愛されるクリエーターとして日のアニメ業界に30

    米紙が「どうして人はつながらないのか?」と新海誠監督にインタビュー | 「ニューヨーク・タイムズ」が『君の名は。』に熱視線!
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    nstrkd 2016/12/12
  • もし、ノルウェーの刑務所が日本にあったなら

    翻訳担当のSです。 先月10日、大阪で痛ましい事件がありました。覚えていらっしゃいますでしょうか。出所したばかりの男が、大阪・ミナミの路上で通行人2人を刺殺した事件です。この事件が起きたとき、私はちょうど現在発売中のクーリエ・ジャポン8月号に掲載されているノルウェーの刑務所に関する記事を翻訳していました。そして、もし、この大阪の犯人が、このノルウェーの刑務所のようなところに収監されていれば、このような事件は起こさなかったかもしれないと考えずにはいられませんでした。 このノルウェーの刑務所は、「世界一人道的」とも、犯罪者を「甘やかしている」ともいわれるハルデン刑務所です。森の中に建つその建物は、まるでデザイナーズホテルを思わせるとのこと。また監房は、テレビ、冷蔵庫、扉付きのトイレ、シャワールームを完備しており、大きな窓に柵はないそうです。 そんなハルデンの受刑者は、おやつに淹れたてのコーヒー

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    nstrkd 2016/11/27
  • 子供の脳の発達に最も影響するのは「遺伝」でも「早期教育」でもなかった! 各国の専門家が解説

    幼児教育投資収益率は7% 現代社会において、幼児教育の重要性は誰もが知るところであり、世界中の親が愛する子供のために最高の教育を与えたいと考えている。 また、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学教授のジェームズ・ヘックマンによれば、幼児期に1ドルを投資した場合、その子が成人した際に社会に還元される額は7ドルになるという。つまり7%の収益率があるということになるが、これは米国の株式市場のそれよりはるかに高い数字だ。 経済成長の観点からも、幼児教育は非常に大きな意味を持っているといえる。 だが、いつ、どんな環境で、何を教えればいいのかと悩む親は少なくない。 ブラジル人の映画監督エステラ・ヘネルがUNICEF(国際連合児童基金)などの協力のもと制作した『命の始まり』は、そんな悩み多き子育て世代に幼児教育の正しい在りかたについて、有益な示唆を与えてくれる。

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    nstrkd 2016/10/03
  • EU離脱を予言したエマニュエル・トッドが語る「『国家への回帰』はなぜ生まれたか」

    乳幼児死亡率、出生率、識字率といった「人口」と「家族」に関わる指標から、「ソ連崩壊」「リーマン・ショック」「アラブの春」「ユーロ危機」を事前に予測し、数々の「予言」を的中させてきた仏の歴史人口学者、エマニュエル・トッド。 世界に衝撃を与えた英国のEU離脱も、彼にとっては「想定内」のことだった。トッドは、今回の英国EU離脱をどのような「歴史」から捉えているのか? 〈私はイギリスを〔EUからの〕『離脱途上』というように描写した。なぜならばイギリス人たちは、彼らにとってぞっとするものである大陸ヨーロッパのシステムに加入することはできない。 彼らはある種のフランス人と違い、ドイツ人に従う習慣を持っていないのだ。それだけでなく彼らは、ドイツ的ヨーロッパよりはるかにエキサイティングで、老齢化の程度もより低く、より権威主義的ではないもう一つの別の世界である「英語圏」、つまりアメリカやカナダや旧イギリス植

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    nstrkd 2016/09/30
  • 米紙記者が息をのんだ「死ぬ」ために働く日本人 | 1日12時間労働が“常識”の社会

    米国ではいかにして効率良く働いて、家族と過ごしたり、趣味の時間を作ったりするかということが話題になるが、日には、そのような考えかたは浸透していないという。米「ワシントン・ポスト」紙の記者が、日の抱える「過労死問題」を調査した。 週90時間労働の果てに 日には「ワークライフ・バランス」という用語は存在しない。 かわりに、「働き過ぎによる死」を意味する「過労死」という言葉がある。この過労死は、これまでほとんど議論されることがなかった、日の劣悪な労働文化がもたらした結果といえる。 実際にここ日では、毎年、何百人、いや、おそらく何千人もの労働者が文字通り、過労死しているのだ。セリザワキヨタカもその1人だ。 2015年7月に当時34歳だった彼は、人生最後の数週間を週あたり90時間働いた後、自殺した。 「息子の同僚は、その異常な労働時間に驚いていたと言っていました」 自宅で紙の取材を受けて

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    nstrkd 2016/09/04
  • 文明と接触したことのない原住民「イゾラド」を初めて撮影したNスペがすごいことに!  | 国分拓ディレクター・独占インタビュー

    国分拓ディレクター・独占インタビュー 文明と接触したことのない原住民「イゾラド」を初めて撮影したNスペがすごいことに! すさまじいドキュメンタリーが放送された。 文明社会と接触したことがない「原初の人々」が、いまだにアマゾン川の奥地にいる。アマゾン源流域、ブラジルとペルーの国境地帯にいるという彼らは、部族名も言語も人数もわからない。「隔絶された人々」という意味の「イゾラド」と呼ばれる謎の先住民族である。 いま、そのイゾラドの目撃情報が相次いでいる。森に猟に入った若者が弓矢で腹を射抜かれた。川辺で遊んでいた少女の足元に数の矢が飛んできた。イゾラドの集団にとり囲まれた村からSOSが発信された……。 なぜ彼らは突如として、文明社会の領域に姿を現すようになったのか。 2016年8月7日に放送された「NHKスペシャル 大アマゾン 最後の秘境」の第4集「最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」は、「ヤ

    文明と接触したことのない原住民「イゾラド」を初めて撮影したNスペがすごいことに!  | 国分拓ディレクター・独占インタビュー
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    nstrkd 2016/08/06
  • 英国の新首相テリーザ・メイ、各国メディアはこう報じた

    英国のEU離脱「ブレクジット」をめぐる混乱から、与党の保守党は分裂状態になっていたが、このほどテリーザ・メイ内相が党首選を勝ち抜き、マーガレット・サッチャー以来の女性首相に就任することとなった。 この一連の経緯について、英紙「オブザーバー」は「保守党が混乱を乗り切ろうとする意味において、テリーザ・メイの登場のタイミングは完璧だった」とする。 メイ自身は、サッチャーと相違点の多い政治家ではあるが、保守党の党員はサッチャーの面影を見出し、メイに投票した。10月の党大会でメイ新党首は称賛で迎えられ、保守党は安定を回復するだろう。 対する労働党は混乱が続いており、国民投票で敗れたジェレミー・コービンが党首の地位にしがみついているため、党の結束が崩れている。 最悪の場合、労働党が分裂する可能性まである。 このように、メイ新首相の登場によって、二大政党が明暗を分けたと同紙は分析しているのだ。

    英国の新首相テリーザ・メイ、各国メディアはこう報じた
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    nstrkd 2016/07/14
  • 行動経済学は「運がいい人っているの?」という問いにこう答えた──話題の翻訳書、訳者が語る! 第3回『アリエリー教授の人生相談室』

    「イチ押し」すべき話題の一冊について翻訳者自身が登場してエッセイを寄稿する好評シリーズ、第3回です。 今回の一冊は、「クーリエ・ジャポン」の記事でもおなじみ、デューク大学の行動経済学者ダン・アリエリー教授がおくる『アリエリー教授の人生相談室 行動経済学で解決する100の不合理』。アリエリーの教授を訳すのが今回で3冊目となる翻訳者、櫻井祐子氏が「アリエリー教授の何がすごいか」を教えてくれます。 訳者の心に響いた「とっておきの回答」 『アリエリー教授の人生相談室』は、「ウォールストリート・ジャーナル」紙に2012年から連載されている人気コラムを書籍化したものだ。 行動経済学者のアリエリー教授のところには、もともと読者からいろんな相談が寄せられていた。人の痛みのわかる苦労人で、しかもあの親しみやすいキャラクターときたら、相談したくなるのも当然だろう。 教授はそれに答えるうちに、誰にでも役立ちそう

    行動経済学は「運がいい人っているの?」という問いにこう答えた──話題の翻訳書、訳者が語る! 第3回『アリエリー教授の人生相談室』
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    nstrkd 2016/06/15
  • 米国人記者が東京で使ってみた「レンタルフレンド」サービスの驚き | これは日本の病理なのか?

    では友人代行サービス「レンタルフレンド」がちょっとしたブームになっているらしい——。東京を旅行した米国人ライターが、通訳代わりにレンタルフレンドを雇ってみた顛末記をお届けする。 これは日の病理か、あるいは新しいコミュニケーションの姿なのか? 「もしあなたが東京に旅行に行ってひとりぼっちで、話し相手が必要なら、彼らがやっているようにすればいい——友だちのレンタルさ」 ああ、蒸し暑い。それに混乱している。Airbnbで借りたワンルームからカレー屋までの短い距離だったはずなのに、僕は今、どこにいるかもわからないんだ。 この小さなカレー屋では、ランチメニューも読めないし、それがランチメニューなのかどうかさえわからない。宗教のパンフとか、身代金要求のメモかもしれない。僕は東京に来たばかりで、汗はかいているし時差ぼけもある。 でも、実はまったく動揺していないんだ。友だちの「ミヤビ」をレンタルして

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    nstrkd 2016/06/05
  • すでに「デジタルメディアの危機」は到来している! 世界のメディア「激変の10年」を、若手評論家が斬る

    デジタルメディアはこの10年で、スマートフォンとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によって大きく変わった。だが、新聞や雑誌の危機が叫ばれているうちに、実は世界の「デジタルメディアの危機」もすぐそこまでやってきている──。 世界のあらゆるメディアを発掘・分析し業界から注目を集める若手メディア評論家、佐藤慶一が警鐘を鳴らす緊急報告。 2005年前後にはじまった「メディア激変」 いまや月間アクティブユーザーが16億5000万人以上にもなる世界最大のSNS「フェイスブック」。 学生限定SNSとしてハーバード大学からはじまり、次第に他大学へと拡大、2006年9月に一般開放された。現在、世界の4人に1人が利用している計算になるのだからその規模には驚く。ユーザーの生活にも、メディアのコンテンツ流通にも、大きな影響を与えている。 2006年7月には“つぶやき”で知られる「ツイッター」が誕生し

    すでに「デジタルメディアの危機」は到来している! 世界のメディア「激変の10年」を、若手評論家が斬る
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    nstrkd 2016/05/30
  • キューバ人記者が見た広島、熊本「日本は“廃墟”のなかから蘇ってきた国だ」

    2015年7月に米国との国交が回復し、経済制裁が緩和されたおかげで、いままさに「高度経済成長期」を迎えようとしているキューバ。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によれば、同年のキューバの経済成長率は4%で、08年以来の高さだという。 16年3月のオバマ大統領の訪問後、米国はキューバとの経済関係の拡大に努めており、電話会社大手「AT&T」や世界的なホテルチェーン「スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイド」などの大企業がキューバとの契約を始めた。 中国はキューバの首都ハバナと北京を結ぶ直行便を15年末に就航。国内でインターネットのインフラ整備も進めている。キューバ市場に、世界中が熱視線を送っているのだ。 そんなキューバで、全国一の部数を誇る共産党の機関紙「グランマ」の記者イラムシー・ペレサ・フォルテ氏が、熊地震後に日を訪れた。飛行機で約30時間も離れた極東の地で、彼女

    キューバ人記者が見た広島、熊本「日本は“廃墟”のなかから蘇ってきた国だ」
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    nstrkd 2016/05/28
  • カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿

    家庭をけとばせ、結婚制度はいらないんだ ありがたいことに、拙著『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』を紹介する機会をいただいた。 書は、100年前のアナキスト、伊藤野枝の評伝なので、かんたんに野枝がどういうひとだったのかを紹介させていただこう。 いまアナキストといったが、もしかしたらなにそれというひともいるかもしれないので、さいしょにいっておくと、アナキズムというのは、語源からいうと「いかなる支配もうけない状態」のことを意味している。 ようするに、だれにも支配なんてされないぞ、上からやいやいいってくるやつがいたら、ぶん殴ってでも、それを拒否してやるぞというのがアナキストだ。 やりたいことしかやりたくない。自分のやっていることが、国家や社会の役にたっているかどうかとか、それがカネになるかどうかとか、そういうのはまったく関係ない。 まわりの評価なんか気にせずに、おもうぞんぶん好きなことをや

    カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿
  • 知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』――今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー2

    生命がどのようにして誕生し、進化してきたのか? だれもが興味をいだくテーマだ。完全にわかるということはありえない。しかし、あたらしい技術が開発され、あらたな発見がなされ、次第に議論が収斂してきている。 全地球凍結=スノーボールアース仮説の提唱者である地質生物学者著者ジョセフ・カーシュヴィンクと古生物学者ピーター・ウォードによるこのは、最新データを網羅してまとめあげられた最高の一冊だ。

    知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』――今月の「HONZ」推奨翻訳書レビュー2
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    nstrkd 2016/05/11
  • 15年分のデータを徹底調査してわかった、米国トップ大学の「課題図書」ランキング

    米国の大学では、どんなが課題に出されるのか──。コロンビア大学の教授らによる「オープン・シラバス・プロジェクト」が、過去15年分、100万件以上もの大学カリキュラムを調査し、ランキングを発表した。 その結果、文系よりも科学や工学といった理系の学生のほうが課題に出されるの量が少なく、西洋の法律書が多い傾向にあった。また、最も多かったフィクションの課題図書は、英国人小説家メアリー・シェリーによる『フランケンシュタイン』だった。 同サイトでは、全米のすべての大学とトップ大学10校(うち9校は、USニューズ&ワールド・レポートの2015年ランキングでトップ10入り)を比較。 全体のランキングでは、英文の指南書『英語文章ルールブック』が1位となった。これは1918年初版のもので、3000以上の授業で課題に出されていた。 一方、トップ校の1位はプラトンの『国家』で、全体でも2位だった。同様にトマス

    15年分のデータを徹底調査してわかった、米国トップ大学の「課題図書」ランキング
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    nstrkd 2016/03/10
  • フランス人が驚いた日本の「一人飲み」文化

    こんにちは。編集部のHです。 最初から個人的な話で恐縮ですが、私はこぢんまりとしたバーで酒を飲むのが好きです。小さくても落ち着いた空間で、気の置けない友人たちとグラスを傾けながらあれこれ他愛のない話をしたり、同僚たちとざっくばらんに仕事について語り合ったりするのは楽しいものです。やや大げさに言うと、英気が養われるような気がします。 一人で小さなバーに寄るのも、また別の面白さがあります。カウンターに座って隣のお客さんやバーテンダーと世間話に花を咲かせると嬉しい気分になるし、たまに話し相手が見つからないとき、頭に浮かぶいろいろな思い出をサカナにちびちび飲むゆったりした時間もまた幸せだったりします。 ところが、どうやらフランスでは事情がかなり違うらしい。バーに一人で飲みに来る日人を見ると、フランス人は驚き、大きな違和感を覚えるようなのです。 いま発売中の3月号で、第二特集「世界が見たNIPPO

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    nstrkd 2016/03/09
  • 世界はどこまでネット上で検閲されているのか?

    こんにちは。編集部の青木です。 みなさんは日頃、自身のインターネットでの活動がどのくらい検閲されていると思いますか? 「閲覧履歴が企業マーケティングに使われている!(だから最近変な広告が……)」「会社でメールを閲覧されている!(だからアレがバレた……)」と多少不満に思ったとしてもひとまず忘れていただくとして、「政府に監視されている!」とまで感じることはそうありませんよね。 国際NGO団体フリーダムハウスによると、世界のインターネット利用者の61%が、政府の監視下に置かれた国に住んでいるとのことです。現在発売中の3月号の特集記事「各国政府はどれだけ検閲しているのか ネットの『言論の自由』を測定したら」では、調査対象となった65ヵ国をランキング形式で掲載しました。 ちなみにワースト5ヵ国は下記のとおりです。 1位 中国 2位 イラン、シリア 4位 エチオピア 5位 キューバ

    世界はどこまでネット上で検閲されているのか?
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    nstrkd 2016/03/09