グリーンランド南西部で発見された37億年前のストロマトライトを含む岩石を手にするアレン・ナットマン氏(左)とビッキー・ベネット氏。豪ウロンゴング大学提供(2016年9月1日提供)。(c)AFP/UNIVERSITY OF WOLLONGONG 【9月2日 AFP】地球に初の生命が誕生したと考えられていた時期よりもさらに古い37億年前の生命活動の痕跡が、グリーンランドで見つかった。オーストラリアの研究チームが1日、発表した。 見つかったのはストロマトライトと呼ばれる小さな構造物で、雪解けによって露出した地層から発掘された。化石の年代は、これまで最古とされてきたものより2億2000万年古かった。 ストロマトライトは、ある種のバクテリアなどの微生物が堆積物を層状に積み重ねることで形成される。この層は長い年月を経て岩石となる。今回見つかった岩石自体は生物ではないが、岩石を作った非常に単純な単細胞生