統一教会問題、岸田政権になお火種 解散命令請求に高いハードル 2023年07月06日07時08分配信 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の日本本部=2022年9月、東京都渋谷区 安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに明らかになった自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点は岸田文雄首相にとって、今も政権運営の火種になっている。首相は関係断絶を宣言したものの、実際の対応は各議員に委ねられ、実効性には疑問符が付く。政府が模索する教団の解散命令請求も難航しており、野党には批判がくすぶる。 被害者救済法、実効性どこまで 施行半年、旧統一教会問題―安倍氏銃撃、8日で1年 銃撃事件後、自民と教団の半世紀に及ぶつながりが次々と表面化。霊感商法や合同結婚式などが社会問題化する中でも、自民は教団の関連団体などを通じた関係を続けていた。安倍氏については「自民側の窓口役」として教団の票を差配していたとの見方