宮城県と山形県にまたがる蔵王山で、ダイナマイトを爆破して人工的な地震を起こし、山の内部の熱水の位置などを把握することで噴火を予測する手がかりを探ろうという、初めての調査が行われました。 このため、東北大学の研究グループは、気象庁などと連携して、22日午前1時すぎ、新たな調査を行いました。 調査は人工的な地震を起こして行われ、中腹の深さ40メートルの穴の中でおよそ200キロのダイナマイトを爆破させると、「どん」という音を立てて地面が揺れ、穴の中に注入されていた水が反動で吹き出しました。 調査では、爆破による揺れで生じる「地震波」を、山に設置したおよそ150個の地震計で観測します。「地震波」は、山の内部を伝わる際、水の中を通過すると、遅れて伝わったり波形が変化したりするため、地震計のデータを集めて解析すると、地下およそ2キロまでの比較的浅い領域で、熱水のたまっている位置や通り道、それに分布して
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