JUSTIN TIMBERLAKE 『The 20/20 Experience』 RCA 楽曲単位で考えれば、今年のNo.1ソングは何だったと思いますか……と問われたら、パッと思いつくのは“Get Lucky”と“Blurred Lines”、そして“Suit & Tie”を思いついて、そのなかから個人的には“Blurred Lines”を挙げると思う(ざんね〜ん、“Harlem Shake”でした〜)……という文はまったくの字数稼ぎだけど、“Suit & Tie”にそれだけのオーラというか、聴いた時に凄くハッとしたような記憶が染み付いているのは確かで、そしてもちろん同曲はこの傑作アルバムのオープニング・ナンバーに過ぎないのだ。 彼とティンバランドならではの鋭くも執拗なダンス・トラックが並び、美しい手つきのスロウもあり、別のジャスティンが歌っても似合いそうな“Mirrors”もある。が、ア