ジャーナリストの斎藤貴男氏(58)は2月19日、1980年代に業界紙の記者だった時代に上司の命令で、特定の企業に利益供与することで見返りをもらう種類の記事を書いたことがあると明かした。 早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営する非営利の調査報道メディア「ワセダクロニクル」が都内で開いた無料セミナーの一幕だった。ワセダクロニクルは1日、「買われた記事 電通グループからの『成功報酬』」という記事を掲載。電通の子会社から、共同通信の子会社に55万円が支払われたという内部文書をもとに、製薬会社の宣伝とも取れる記事が配信されるまでの経緯を描いて大きな反響を呼んでいた。
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