以下の文章は、Corynne Mcsherry による Adobe Spyware Reveals (Again) the Price of DRM: Your Privacy and Security の日本語訳である。 出版界は遂に出版版「rootkit スキャンダル」に直面しつつあるのかもしれない。二つの独立系のメディアの報道によれば、Adobe の電子書籍ソフトウェア「Digital Editions」は、読者がローカルな「ライブラリ」に追加するあらゆる文書を記録し、それらのファイルがどうなるか追跡し、それからその履歴をインターネットを介して母艦に送り返しているというのだ。言い換えれば、Adobe は読者の読書傾向を追跡するだけでなく、他の人がそれをやるのも実に容易にしているのだ。 しかもすべては著作権の行使の名のもとで行われている。結局のところ、出版社が「安全に配信」したり、本へ