カマキリは、交尾の際に、必ずしもメスがオスを食べるわけではありません。 メスは交尾の時にはすでに卵が腹にあるので、オスがわざわざ栄養になる必要はなく、また、オスのほうもなすすべもなく体を差し出すわけではなく、それを逃れるために必死で、大半は無事に目的達成となるようです。 カマキリのオスは、メスの後方から、「だるまさんが転んだ」のようにそっと近づきます。 メスが見ているときはじっとして動きません。 メスが目を離すとまた近づきます。 メスがエサを食べているときが一番安全なようです。 メスが空腹のときは、なかなかチャンスが訪れないようです。 ある程度の距離になると、止まって様子を伺い、一気にジャンプして飛びつきます。 メスの体をカマで押さえつけながら、交尾します。 油断すると運悪く、メスが体をくねらせてオスをとらえ、食べようとするので、オスはそれを防ぎながら背後から交尾に励みます。 その間、メス