雑記 | 23:53 | 今日は、内田樹氏のブログ「情報リテラシー」と一連の議論を読んで、考えたことを書きたい。 内田氏は、これまでの日本ではマスメディアによる「情報平等主義」が達成されていたが、ネットの出現と新聞の劣化でそれが崩れ、情報の二極化が進行していることに対して、「新聞によって」情報平等社会に戻すべきと主張している。 これに対して大西宏氏は、誰もが情報を発信できるようになり、情報選択の主導権が発信側から受け手に移っていく流れは、もはや新聞社といったひとつのメディアに止められるわけがない、とする。参考:情報格差を埋めるのは新聞?それは無理な注文です また、佐々木俊尚氏は、情報の不平等(不均衡)が起きていることには同意するが、「新聞によって」平等社会に戻すという選択肢はあり得ず、われわれは自分自身で情報強者になるべく武装し、移行期を生き延びることが必要なのではないか、としている。参考