昨日の覇者は今日の敗者 戦国時代、駿河の大国(今川義元)は、弱小だと侮っていた尾張の小国(織田信長)に油断をつかれて桶狭間で討ち死に。昨日まで弱小であった国が, 下克上、群雄割拠の時代、あっという間に、並みいる列強を押しのけ、勝者に躍り出る。反対に、権勢,栄華に酔いしれている、暗愚な君主をいだく、国はたちまち滅びさる。 今日の企業間の戦いもまさに戦国時代。今までの安定した平和な日本では、大きな会社の社長は部下からの意見を吸い上げ、人間関係の調和を保ち、調整型の何もしない、どちらかというと無能な官僚型人間が良かった。最も典型的なのは東京電力を筆頭とする電力会社。特別な事をしなくとも、組織は動き、企業の規模の大きさと官僚や政治家への影響力が重要であった。しかし今日の乱世では、大企業が安定と言える訳でなく、大小入り乱れての群雄割拠。有能で将来が見通せ、早い決断の出来る経営者が嘱望される時代となっ