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ブックマーク / takedanet.com (4)

  • 武田邦彦(中部大学)

    武田邦彦(中部大学)
  • 武田邦彦 (中部大学): 科学者の日記110516  福島原発1号機

    福島原発1号機の「メルトダウン」の報道は、「これまでのこと、これからのこと」を考えるのに、鋭い断面をえぐり出しました。 この1号機のことを解説する前に、多くの方が心配している3号機のことに触れたいと思います。 3号機にホウ素を入れたので、「核爆発」の可能性があるということです。 (注1)     「ホウ素」という元素が中性子を吸収する.「ホウ酸」というのはホウ素が酸の形になっているということ。化合物としてはいろいろある。 (注2)     「核爆発」のことを「臨界を越えた」ということもある。「臨界」とは中性子の収支のことを言っていて、「燃え方」のことを意味しているのではない。表面的なことだけを理解している「専門家」の中には「臨界」という中性子の収支のことと、「爆発」という核分裂状態のことを混同している人もいる。あまり大した差異ではない。 ですから、原子炉が破壊されていない状態でホウ素を投入

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 小さい疑問 なぜ、原発近くの野菜は買ってはいけないのか?

    農業の人には悪いのですが、農業の人も「消費者に安心してべてもらう材」の生産に励んでおられたと思います.それが前提です. ・・・・・・ ホウレンソウが汚染されていたとします.普段なら「ホウレンソウだけが放射線で汚染されている」という事なので、「そのホウレンソウが基準値を超えていなければべて良い」のです。 しかし、現在のように空気(外部線量)、それを吸い込んでの内部被曝、野菜、魚、水、土壌など全てが汚れていると、ホウレンソウも他の被曝に足さなければなりません. たとえば、次のようなことです。 【普通の時】  空気      0 水        0 内部      0 ホウレンソウ 10 小松菜     0 大根      0 牛乳      0 こうなご    0 合計     10 となりますから、ホウレンソウは規制値以下なら大丈夫です. ところが、「環境が汚染されているとき」(時期

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急の緊急(38) プルトニウム・・規制値を守れるか?

    プルトニウムが福島原発の付近で検出された。 すでにプルトニウムの毒性についてはブログで2回、書いているのが、それに加えて、自衛するのは、 1)   国がプルトニウムの規制値(キログラムあたり1ベクレル)を守れるか(ヨウ素は200ベクレルなので、その200分の1)。 規制値を変えると危険度が判らなくなる。すでに東電は規制値を言わずに「原水爆実験の時に日を汚染したプルトニウムと比較すると」などと言っているが、まだ「規制値無視」が続いている. また、農作物でも規制値をゆるめる検討が進んでいる.事故が起こったからといって規制値をゆるめると、何が何だか判らなくなる. 私たちは、「プルトニウムはヨウ素の200倍。ヨウ素は200ベクレル(換算方法は下記)」と覚えておきたい、 2)   すぐには拡散しないが、測定方法が少なく、情報が遅くなる(簡単な方法では測定できないので、もし測定側に誠意があっても1週

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