インターネット通販大手のアマゾンジャパンは14日、書籍や雑誌、新聞記事などを読むことができる電子書籍端末「キンドル」=写真=の日本向けの出荷を19日から始めると発表した。当面は英語の電子書籍のみの対応となる。購入は米アマゾン・ドット・コムのサイトで受け付け、価格は279ドル(約2万5000円)。 キンドルは、6インチのモノクロ画面に文字や画像を表示する。厚さ0・9センチ、重さ289グラムで、混雑する電車内などでも手軽に読める持ち運びのしやすさが特徴だ。通信機能を内蔵し、約28万冊を販売する専用サイトからダウンロードする。1台で1500冊分まで保存できる。文章の音声読み上げや文字の拡大などの機能もある。 日本語への対応時期は未定だが、アマゾンジャパンは「日本語で新聞が読めるサービスを提供したい」としている。 (2009年10月15日 読売新聞)