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  • トリップしようぜ!鳥だけに──『君たちはどう生きるか』 - シロクマの屑籠

    宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』を発作的に観たくなって、初日のチケットを予約して観に行ってきた。 いったん無料パートでネタバレなしに・毒にも薬にもならないことを書いて、有料パートで盛大にネタバレして書きたい放題やってたかぶった気持ちを落ち着かせようと思う。 まずこの作品は、事前情報がポスター一枚だけだった。名のある監督のアニメ映画をまったくの事前情報なしで視聴するチャンスはめったにないことだ。ひょっとして、作品のこのマーケティング戦略(?)が当たったら真似する作品が現れるかもしれないが、だとしても珍しいことなので、事前情報なしで有名作品を観てみたい人はこの連休のうちに視聴してしまうのを強くお勧めする。 事前情報なしでの視聴をお勧めしている以上、この文章のネタバレなしパートに書けることは少ない。極力抽象的なことを書く・視聴し終わった人にだけ何かが伝わるような語彙をひとつかふたつほど

    トリップしようぜ!鳥だけに──『君たちはどう生きるか』 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/07/15
    Gレコは無料配信になってやっと劇場版も評価されるようになったのに、宮崎駿は宮崎駿だと言うだけで売れる。そして売上でクンタラを見下す!
  • どんな人が・なぜ身体拘束の対象になっているのか──疾患分類からみえること - シロクマの屑籠

    東京新聞の記者が日精神科病院協会(日精協)の会長にインタビューした記事が掲載されていた。 www.tokyo-np.co.jp この記事は、精神科病院での身体拘束を問題視し、その必要性を述べている日精協会長の発言まで問題視するもののようにみえる……が、あまり迫力ある主張になっていなかった。 これは、精神保健指定医である私が見てそう感じただけでない。個人の自由を尊重する価値観の多いはてなブックマークのユーザーの反応も、そのようなものだった。 [B! 医療] 身体拘束「なぜ心が痛むの?」「地域で見守る?あんた、できんの?」精神科病院協会・山崎学会長に直撃したら…:東京新聞 TOKYO Web この、はてなブックマーク上の反応をみる限り、多くの人は事態がそれほど単純ではないことを見抜いている様子だった。 身体拘束をはじめとする行動制限については論点がたくさんあり、全てを論じようとすれば一冊の書

    どんな人が・なぜ身体拘束の対象になっているのか──疾患分類からみえること - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/07/09
    僕は職場にも地域にも居場所がない†闇の妖怪†なんだよ
  • 娑婆ウォッチ「ブクマし続けるのもある種の才能」 - シロクマの屑籠

    水星の魔女ガンダムという伝統芸能をやってのけた - シロクマの屑籠 高齢者がアニメを観ているというのはある種の才能だなと思った。自分はもうクライマックスを倍速でなら観たいってレベルなので、等速で全部見るとかは絶対無理2023/07/04 13:14 b.hatena.ne.jp 高齢者がアニメを観ているというのはある種の才能だなと思った。自分はもうクライマックスを倍速でなら観たいってレベルなので、等速で全部見るとかは絶対無理 確かに才能なんですよね、それも。 この続きはcodocで購入

    娑婆ウォッチ「ブクマし続けるのもある種の才能」 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/07/05
    シロクマサロン!
  • 水星の魔女はガンダムという伝統芸能をやってのけた - シロクマの屑籠

    <この文章には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のネタバレを含みます> 機動戦士ガンダム 水星の魔女 HG ガンダムキャリバーン 1/144スケール 色分け済みプラモデル BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)Amazon 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第二期がこないだの日曜に終わった。大団円のエンディング、と言えるんじゃないだろうか。第一期に引き続いて、2020年代のガンダムとして『水星の魔女』は完結した。私はそれをうれしく思う。 2020年代にガンダムという手垢のついた、伝統すらできてしまっているIPの新作を作るのは、とても大変だろうなぁ……と放送前から思っていた。私自身、長年ガンダムを観てきた人間だから、ガンダムと銘打つからには、その作品にはガンダムらしさがあって欲しいと願っていた。歴代のガンダムだってそうだっただろう、ガンダムガンダムらしくない時には賛否両論が沸き起

    水星の魔女はガンダムという伝統芸能をやってのけた - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/07/04
    やっぱりシロクマ先生はプロの文筆家ですね。本音の苦言は途中に少しまぶして、最後に綺麗にほめて終わる。僕は炎上しないとアクセス伸びない弱小ブログなので逆の構成にしました
  • はてなブログの有料記事と「自分のゲーム」がちゃんとできるのか問題 - シロクマの屑籠

    blog.hatenablog.com 昨日、「はてなブログで有料記事販売が可能に」というニュースを見かけた。長年、noteで有料記事を書こうか迷っていた私には嬉しいお知らせだ。「ブログ上の有料記事ならではの文章」を吐き出す経路として活用できるなら、喜んで活用したい。 「自分のゲーム」に貢献しない有料記事は書くべきではない しかし立ち止まって考えてみた時、ブログに有料記事を書いてどれぐらい私自身にメリットはあるだろうか? これは私に限ったことではない。ブロガーそれぞれにとって有料記事をブログで書き、読者からお金をもらうとはどれぐらい優先度の高いことで、どのぐらい代償を伴うものだろうか。 これは人それぞれ、であるはずだ。 有料記事を売ってお金を手に入れる、そのために読者を獲得し収益化するのが最優先のブロガーがいても、ちっともおかしくない。そういう人は収益化に役立つ有料記事を書き、そういうブロ

    はてなブログの有料記事と「自分のゲーム」がちゃんとできるのか問題 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/06/30
    noteの経験からすると、僕にとって有料記事はみんなに読んで欲しいものではなく「読むハードルを上げて読まれにくくしないとヤバい内容」
  • 「推し」とナルシシズム - シロクマの屑籠

    推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:赤坂アカ,横槍メンゴ集英社Amazon 最近、いや数年前から「推し」という言葉をよく耳にする。10~25年以上前にオタク界隈で流行っていた「萌え」に比較すると、「推し」には公言しやすさがあり、あしざまに言われることは少なく、より広い範囲で用いられているようにみえる。そして不特定多数と一緒にキャラクターやタレントを応援すること、ひいては「推し」にお金や時間や情熱をつぎ込むことが良いことのように語られている。 いつの頃からか、時代の合言葉のようになった「推し」。 では人はなぜ「推す」のだろう? もちろん「推し」などと言わなくても、昔から芸能界のファンには「推し」とよく似たことをやっている人々が存在していた。さまざまなジャンルの愛好家にもいただろう。ではなぜ、今、「推し」が時代の寵児のように語られているのだろう? そのあたりも含

    「推し」とナルシシズム - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/06/16
    僕は社会が苦手なので刹那的快楽主義に耽りますね
  • ますます静かに・安全になっていく社会は人間を自由にするか - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp リンク先の文章には、近隣の公園の喧騒に過敏になり、クレームをつけるに至った人の体験談が丁寧に記されている。いつものようにはてなブックマークにはたくさんのコメントが集まっていて、さまざまな意見、見解、感想が入り混じっている。 コメントのなかには、筆者の体験を病的であるとみなし精神科病院に行くよう勧めるもの、逆に精神科病院に行くよう勧めることが問題の個人化を促し、環境の改善がおざなりになってしまうのを懸念する声も見受けられた。なるほど。とても現代的だ。ここでは、近隣での騒ぎ声についての悩みが医療化されていると同時に、行政にクレームをつけることで改善を期待するさまが読み取れる。どちらも昭和時代以前には稀なソリューションだったに違いない。 昭和時代だったらどんなソリューションになっただろうか。 決まっている。「コラー!」である。 「子供が公園で自由に騒げた時代」

    ますます静かに・安全になっていく社会は人間を自由にするか - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/06/10
    僕は僕の敵を許さない
  • 忘れる・忘れられることを承知のうえでゲームと向き合うこと - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp ゲームの個人史って、ものすごく儚いと思いませんか? その点でいえば、ゲームの個人史でなくゲーム史をものしたいと願った人の気持ちは理解できる。と同時に、ゲーム史として・サブカルチャーの「正史」として後世に語り継がれていくものが個人の印象に歪曲されてしまうことは罪深いことだろうとも想像できる。 が、「正史」としてゲーム歴史家が編纂する範囲はあまり広くなく、その外側には無数のゲーム個人史が残り、あまたのエピソードが取り残される。アニメ個人史やライトノベル個人史、コミックマーケット個人史もそうかもしれない。体験した者の数だけ風景が存在したはずだが、それらのうち、「正史」に編纂されるのはごく一部だ。「正史」に残らない部分についてはなまじっかな努力では忘却に逆らうことができない。それが虚しく思えることが最近の私にはよくある。 私のゲームシーンもあなたのゲームシーンも、時

    忘れる・忘れられることを承知のうえでゲームと向き合うこと - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/05/30
    御影石に文字を刻むのか二進法で記載するのか、それが問題だ
  • 40代になってからも限界はみえない。それでもできることは減っている。 - シロクマの屑籠

    2023年度のGWも終わって、何というでないけれどもくたびれている。このままギアを落とさず5月をやっていくのかーと思うと気分が晴れない。五月病など、あってはならないことだ。 仕事と原稿と家庭に忙殺される日々を振り返って、思う。ああ、すごくできることが増えたけれども、すごくできることが減ったなぁ、と。以下に書くことがすべての中年に当てはまるとは、私も思っちゃいない。けれども私のようなパターンにはまる中年もいるはずだし、そういう人には刺さるかなと思って、四十代後半になった一人の人間の成長と限界について書き置きしておく。 「中年の成長の限界」の予想と現実 私は昔から成長の限界について考えるくせがあって、もう20代の頃から自分の限界はどこなのか、もし限界が来るとしたらどう身を処すべきか意識してきた。不安だったのだろう。というか今でもまあまあ不安だ。 そうして20~30代の頃に想像していた「中年の限

    40代になってからも限界はみえない。それでもできることは減っている。 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/05/12
    僕の妹の言葉ですが、「やり足りなくても、常に何か一つでもやっていたら、それはやったことになる。休憩もふくむ!」
  • タイトルすら読めない人の「声」は今のネットに存在するか - シロクマの屑籠

    note.com 先日、狂人を名乗っている小山さんが、「論破王」ひろゆきさんとtwitterで「議論」になった一部始終をnoteにまとめてらっしゃった。その内容は、ひろゆきさん自身に焦点を当てるよりも、ひろゆきさんのファン層に焦点を当てた内容だった。 小山さんは驚きをもって語る。「日語は読めないけれど論破したい」という欲望が存在する、と。ひろゆきさんのファンからの声には、論争内容を理解したコメントがぜんぜんなくて、まったく論争内容を理解していないコメントが無限に飛んでくる、と。 自分はインターネットに20年以上どっぷり浸かり、不毛なネット論争を何十何百と繰り返してきたわけなのですが、ここまでファン層の知的レベルが低いのは確実にひろゆきさんが初めてだと思います。というか、おそらくは「論争」という知的(?)遊戯を嗜まない層にまでひろゆきさんの影響力は波及している。論争の当事者になることで、そ

    タイトルすら読めない人の「声」は今のネットに存在するか - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/05/07
    久しぶりにシロクマさんらしい
  • 個人による日本随一のブログコレクション、books&apps。 - シロクマの屑籠

    はじめに断っておくと、これは、books&appsを賛美する文章だ。2023年現在、ブログ文化の精髄として、ブロガーの書いてきたものの一番おいしいところを集めたコレクションとして、books&appsは唯一無二の発信場所になっている。 今回、そのbooks&appsを讃えるいい機会が巡ってきた。いい機会とは、books&appsの大将であり、ご自身も記事を書いていらっしゃる安達さんが新著を出したのだ。 頭のいい人が話す前に考えていること 作者:安達 裕哉ダイヤモンド社Amazon このにはコミュニケーションについてのノウハウがさまざまに記されていて、そのコミュニケーションが思考や人脈や仕事とも関連するさま等々が書かれている。が、そのあたりを宣伝するのは他の人に任せておくとして。 それよりbooks&appsについてだ。 books&appsとは、このの著者である安達さんが様々なブロガー

    個人による日本随一のブログコレクション、books&apps。 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/04/29
    いろんなサービスがあるな。利用する時間が足りないかも
  • AI時代の精神医療を想像する──3.支援か?支配か?自由か?不自由か? - シロクマの屑籠

    [前々回]:AI時代の精神医療を想像する──1.診断と治療について - シロクマの屑籠 [前回]:AI時代の精神医療を想像する──2.社会復帰の宛先は? - シロクマの屑籠 前回の文末で、AIが患者さんの社会復帰や社会参加を差配するような未来を想像したうえで、「そのとき人間の自由とは、人間の選択とはどのようなものになるだろうか?」と記した。 私は自由を重んじるので、「そりゃあ自由じゃない、不自由じゃないか」と言いたくなる。が、AIが普及した未来において、自分自身で考えて進路や仕事を選ぶより、AIが進路や仕事を選んだほうがマッチングしやすく、成功しやすくなったとして、それでもあなたは自分の自由意志とやらにチップを賭けるだろうか。 令和時代の日人なら、過半数の人が「自分で決めるより、AIに身を委ねる」と答えるのではないだろうか。AIのマッチングのほうが高確率に自分にあった仕事を選んでくれて、

    AI時代の精神医療を想像する──3.支援か?支配か?自由か?不自由か? - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/04/16
    後でしっかり読む
  • AI時代の精神医療を想像する──2.社会復帰の宛先は? - シロクマの屑籠

    [前回]:AI時代の精神医療を想像する──1.診断と治療について - シロクマの屑籠 前回から引き続いて、AI時代の精神医療にかんしてブロガーとして未来予測をしてみる。今回は主に、患者さんの社会復帰や社会参加、その宛先についてである。 今日、精神医療の最前線ではさまざまなかたちで患者さんの社会復帰が進められている。個人的には、社会復帰という語彙は働いていなければ社会参加していないかのような印象、精神科病院が not 社会のような印象を与えかねないので苦手だが、自立支援医療制度をはじめ、精神医療のさまざまな制度には経済的自立、それに関連した就労、それか経済的社会的判断能力の(再)獲得といったニュアンスがついてまわるので、そういったものを念頭に置きながら社会復帰や社会参加という語彙をここでは用いる。 たとえばうつ病や統合失調症などに罹患した患者さんは、回復や寛解の度合いに応じて職場復帰したり、

    AI時代の精神医療を想像する──2.社会復帰の宛先は? - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/04/15
    あとで
  • 「リツイートしあうも他生の縁」 - シロクマの屑籠

    インターネットをとおして私はいったい何人と縁を結び、やがて別れていったろうか。 人生の半分以上を、インターネットと共に生きてきた。 いまどき、人生の半分以上がインターネットと共にあるなど珍しいことでもあるまい。が、四半世紀以上をインターネットと共に歩いてきた人は、いぜん少数派だろう。 手の甲に静脈が浮かびやすくなり、うるおいを失い、腱鞘炎になりやすい手でキーボードを叩きながら、過去に出会ってきた人たちのハンドルネームやアイコンを思い出す。あるいはオフ会で出会った記憶を。 パソコン通信や個人ウェブサイト時代に出会った人のなかには年上が多かった。彼らは昭和から平成初期の男性の振る舞いを身に付けていたり、古式ゆかしい「おたく」であったりした。古式ゆかしい「おたく」でも案外子持ちが多かった時代でもある。そうした年上のオタクから様々な古事や古典を教わったりもした。 テキストサイト時代に出会った人に

    「リツイートしあうも他生の縁」 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/04/03
    ドンブラザーズみたいな
  • 自分の物語でなく、東京という物語を生きることの功罪 - シロクマの屑籠

    「東京をやっていこうとしている」人たちの一喜一憂 | Books&Apps 昨日、books&appsさんに「東京をやっていこうとしている」人たちについての文章を寄稿した。「東京をやっていく」という表現は不自然かもだが、東京のイメージに沿って生きようとしている人、東京からイメージされるライフスタイルを追いかける人ってのは実際存在している。そうした人たちを「東京をやっていこうとしている」人たちと呼ぶのはそんなに的外れでもないだろう。 と同時に、「東京をやっていこうとしている」こと自体は悪いことではない、はずだ。 リンク先でも書いたように、東京をやっていこうとしていること自体はプラスにもマイナスにも働き得る。ツイッターでぶんぶん唸り声をあげているタワマン文学的・東京カレンダー的文章に感化されると、つい、それが執着無間地獄への片道切符のようにみえるかもしれないが、タワマンに住む人が皆そうなるわけ

    自分の物語でなく、東京という物語を生きることの功罪 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/03/07
    働いてる時はオフィスと電車とレオパレスの箱の中しか見てなかった。仕事を辞めて実家に帰るまでの短い期間だけ浅草や上野に行った
  • 子ども不在の食卓に、老の訪れを思う - シロクマの屑籠

    これはある日の朝の写真だが、昼や夕が似た感じになることもある。 これぐらいの事で構わない、いや、これぐらいの事がいいんだよ、と思うことが増えてきた。 子育てを始める前、私にとってうれしい事とは肉や魚がしっかりある、ボリューミーなものだった。揚げ物も、20代30代の頃は今よりずっと好きで無限にべられる気がした。 でもって子育てが始まり、子どもの好みや栄養素を意識しながら事を作っているうちは事のレパートリーはそんなに変わらなかった。いったん香辛料の使用がなくなり、それが子どもの成長にあわせて胡椒や唐辛子あたりから少しずつ増えてきた感じだ。子どもと囲む卓では、焼肉/野菜炒め系やソーセージや唐揚げや焼き魚あたりがオーソドックスなメニューだろうか。 で、子どもが成長するにつれて、再び子どもが不在の朝や夕がぽつぽつ増えてくるようになった。夫婦だけで、やけに静かに感じられる自宅で

    子ども不在の食卓に、老の訪れを思う - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/02/10
    まあ、お医者さんが自分で満足してる食事ならいいのでは?(まあ、太ってる医者や酒好きの医者もいるけど
  • 風呂と戦っている人々 - シロクマの屑籠

    時折、うちのインターネットの観測範囲内には「風呂と戦っている」「風呂との戦いに勝利した」といったメッセージが流れてくる。世間で「風呂は命の洗濯」などといわれるのをよそに、風呂を戦いの対象とみなし、一定の労力というかヨッコラショ感を伴ったかたちで風呂に臨む人たちが存在している。 入浴のできるできないは、一応、精神医療とも関係のある問題ではある。 たとえばうつ病や統合失調症など、精神疾患が一定以上に具合が悪くなると、それまでは楽しみにしていた入浴が億劫になったり後回しになったりすることがある。もともと入浴に抵抗が無かった人が入浴困難になっている時には、なんらか精神疾患が伴っていて、それも結構な具合の悪さになっていることを疑ってみてもいいと思う。 しかし入浴できない人=精神疾患がめちゃくちゃ具合が悪くなっている人、と決めつけるのも早合点だ。実際、そういうわけじゃないのに入浴が苦手な人も世間にはい

    風呂と戦っている人々 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/01/31
    外出する前の日や外出した後の日は風呂に入りますけど、引きこもりで冬だとそれほど汗もかかないので風呂に入らないことが最近多いですね
  • 明後日のガンダム──『ガンダム水星の魔女 第一期』感想 - シロクマの屑籠

    <この文章は『機動戦士ガンダム水星の魔女』一期のネタバレを含みます。ネタバレが嫌な人は読まないようにしてください。> HG 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ガンダムエアリアル 1/144スケール 色分け済みプラモデル BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)Amazon 今週、やっと『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を視聴できた。ねとらぼの記事が示しているように、『水星の魔女』の第一期最終話はツイッターのトレンドを埋め尽くすほど話題になって、ネタバレを避けるためにツイッターも避けなければならなかった。というよりトレンドを埋め尽くしていること、それ自体がネタバレで、波乱が予想された。 以下、ネタバレにまったく配慮せず、『水星の魔女』を視て思ったことを書き残していく。 感想を一言にまとめるなら、『水星の魔女』の第一期は「明後日のガンダム」だった。 これからのガンダムを模索しているという

    明後日のガンダム──『ガンダム水星の魔女 第一期』感想 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/01/15
    Gレコはガンダムではないという認識はキチンとしてていいですね
  • 承認欲求モンスター、それは短所か長所か - シロクマの屑籠

    ぼっち・ざ・ろっく! ちょこのせ プレミアムフィギュア 後藤ひとり セガAmazon 昨日の『ぼっち・ざ・ろっく』の感想の続き。というか正月に書き損ねた話でもあったので書いてしまおう。 「承認欲求モンスター」についての話だ。 昨日の感想文のなかで 『ぼっちざろっく』は、確かに脱臭されまくったロックバンド女子アニメではある。ぼっちちゃんが当は美少女であるのもずるいことだ。 と書いたところ、はてなブックマーク上で 脱臭された聖域でも、ぼっちちゃんの輝く世界は美しかった──『ぼっち・ざ・ろっく』感想 - シロクマの屑籠[ぼっち・ざ・ろっく!] 最も現実的(not都合の良い世界)なのがぼっちちゃんが中学時代に異常な練習量を積み上げていること(容姿なんかよりそれが才能)で、むしろそれが活躍の大前提なのは残酷だなとは思う(リョウ、虹夏も中学からの経験者)。2023/01/07 08:38 b.hat

    承認欲求モンスター、それは短所か長所か - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/01/09
    僕も承認欲求ブロガーなので、読者からもらった食料と広告収入で無職を維持してる。つまらないアニメの記事でブクマ稼ぐより、ピンドラGレコの資料読み込みがんばるぞ!押忍!
  • 脱臭された聖域でも、ぼっちちゃんの輝く世界は美しかった──『ぼっち・ざ・ろっく』感想 - シロクマの屑籠

    ぼっち・ざ・ろっく! 1(完全生産限定版) [DVD] 青山吉能Amazon 1月1日はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』を観て過ごしていた。まとめてアニメを観ていられる時間がずっと見つからず、元旦しかチャンスがなかったからだ。 よくできた、脱臭の行き届いたアニメだった! 『ぼっち・ざ・ろっく』は、ぼっちちゃんこと主人公・後藤ひとりがバンドに誘われ、コミュニケーションやメンタルに難しいところがありながらも頑張っていき、活躍し、色々な経験をしていく筋書きだ。筋書きだけ書き出してみると、類似したアニメはいくらでもありそうだし、実際そうかもしれない。が、手を抜いて構わないところや手を抜いたほうが映えるところは手を抜き、頑張って描いたほうがよさそうなところは頑張って描き、キャラクターの魅力もたっぷりでわかりやすく、まったく退屈をおぼえなかった。ぼっちちゃんの、オーバーなリアクションも私は好きだ。 このア

    脱臭された聖域でも、ぼっちちゃんの輝く世界は美しかった──『ぼっち・ざ・ろっく』感想 - シロクマの屑籠
    nuryouguda
    nuryouguda 2023/01/07
    ガンダムの戦場も火垂るの墓でさえ脱臭されているし、娯楽での「作品化」ってある程度、そうなんでしょう。面白かったらいい…