JR日高線鵡川―様似間(116キロ)が廃止され、4月に転換バスの運行が開始されるまで2カ月あまり。バスの運行ダイヤや運賃は固まり、認可に向けた手続きが進むが、その一方で、日高管内7町は依然として、車両の準備、JR側が拠出する支援金の扱いなどの議論を続けており、「新しい交通体系」の周知は進む気配がない。日常生活に変化が生じる問題だけに地域住民などからは「早く説明するべきだ」との声が上がる。 7町長は26日、新ひだか町で非公開の臨時会議を開き詰めの議論を行った。関係者によると、新たに必要となる車両台数、JR北海道が18年間の運行費用として拠出する支援金の使い方、住民への周知方法などを議論したが「新たに決まったことはない」という。