一般的なイメージでは、昔の人は貧乏暇なしで、働きづくめの貧しい生活だったように思ってしまいますが、昔の風俗や慣習を調べていくと、昔の人は、ハレとケを本当に上手に使い分けていたことが分かります。性的な感受性も現代よりはるかに豊かだったのではないでしょうか。 日本をはじめ民族宗教の祭のなかには、女装の風習が残っているものがたくさんあります。 神とシャーマン(巫女)とのセックス=神交も、信仰の中では大切な要素です。女性のシャーマンが男神と夢で交わって霊力を得たり、霊的な学習をするということも多く、一方、男性のシヤーマンが女神と交わるという話もよく聞きます。祭の女装は、もともとの女性に代わり男性が女装して神の一夜妻になるということが多いようです。また、女性に男神が憑き、男性的になる場合や男性のシャーマンに女神が憑依する場合もあります。 男なら男という自己の一貫性を重視する近代社会では、憑依などを通