いま書いている本の「はじめに」ができましたので、アップしておきます。 完全にこのままになるかどうかは分かりませんが、私は本の執筆のある段階で「はじめに」を書かないと続きが賭けない方なので、書きました。これが書けたということで順調に進むことを予期しています。 『倭国神話論の刷新 火山と竈の至高神、タカミムスヒとカミムスヒ』 はじめにー忘れられた神 神話の至高神は天照大神か 「葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾、皇孫、就でまして治せ。行矣(さきくませ)。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ」 (『日本書紀』神代、第九段、第一の一書) 現代語訳「葦原の広がる豊かな水の国は、私の子孫が王となるべき地である。お前は、皇孫として、そこに降っていって治めよ。祝福されて行け。天の後継者が隆盛することは、天地が窮まることがないのと同じであろう」 これは『日本書紀』の「天孫降
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