三大流星群の一つペルセウス座流星群が観測された今年8月、流星の数が最も多くなるピークの翌日にそれを上回る大出現があり、1時間で200個ほどが流れた。専門家にも想定外だったが、兵庫県明石市の中学2年生が自宅から星空ライブを見て観測し、大出現を独自に発見して夏休みの自由研究にまとめていた。専門家は「涙が出るほど感動した」と驚いている。どうやって観測できたのか。 国際流星機構(IMO)の発表では、大出現があったのは8月14日。もともとのピーク予想は13日で、8月下旬にかけて徐々に減るはずだった。ところが、14日午前6~9時(世界時)に突如、流れ星が急増したのを米国やカナダの観測者が確認した。世界各地の電波望遠鏡による観測でも、1時間に200個超が観測された。 流星群は、彗星が放出したちりの帯に地球が突入して起きる。ペルセウス座流星群の場合、約130年の周期で太陽を回るスイフト・タットル彗星が、過