タグ

ブックマーク / u-site.jp (49)

  • インジケーター、バリデーション、通知: 適切な伝達手段の選択

    システムの状態の伝達手段:インジケーター、バリデーション、通知 インジケーター インジケーターは、(コンテンツであれ、ユーザーインタフェースの一部であれ)ページ要素を目立たせて、注意を要する特別な何かがあることをユーザーに知らせる方法である。多くの場合、インジケーターはその要素が表わすアイテムに何らかの変更があったことを示す。 後述するように、インジケーターはバリデーションエラーや通知を知らせるために頻繁に用いられるが、単独での利用も可能である。インジケーターとは、動的な性質を持つ特定のコンテンツやUI要素にユーザーの注意を引くことを目的とした視覚的な手がかりである(見た目がいつも同じであれば、どんなに派手にデザインされていても、それはインジケーターではない)。 インジケーターを実装する方法は少なくとも3つある: 常にではないが、多くの場合、インジケーターはアイコンとして実装される。容易に

    インジケーター、バリデーション、通知: 適切な伝達手段の選択
  • UXのためのAI:入門編

    生成AIツールを、あなたのUXスキルを代替するためではなく、サポートし、強化するために使おう。小さなUXタスクから始めて、ハルシネーションや誤ったアドバイスに気をつけよう。 AI for UX: Getting Started by Kate Moran and Jakob Nielsen on November 3, 2023語版2024年3月13日公開 最近、ヤコブは、UX分野は早急にAIに取り組む必要があると書いた。これは、既存のAIツールのユーザビリティ向上が切に求められていることもあるが、AIを適切に活用することで、UX業務に大幅な進化がもたらされる可能性があるからだ。 幸運なことに、UXコミュニティのメンバーの多くがこれに同意し、UXの作業にどのようにAIを使うべきかを我々に尋ねてきている。そこで、ケイトは、彼女のLinkedInのフォロワーに、これまで仕事AIを使った

    UXのためのAI:入門編
  • UXアシスタントとしてのAI

    生成AIボットは、コンテンツエディター、調査アシスタント、アイデア出しのパートナー、デザインアシスタントの役割を果たすことでUX専門家をサポートしている。 AI as a UX Assistant by Feifei Liu, Mingjin Zhang and Raluca Budiu on October 27, 2023語版2024年2月14日公開 UX専門家が日々の仕事で生成AIをどのように利用しているかを理解するために、我々は800人以上の回答者による大規模な調査を実施した。回答者の92%が少なくとも1つの生成AIツールを利用したことがあると答え、これらのボットを仕事で利用した人のうちの63%が(毎日ではないにせよ)少なくとも週に数回は利用していた。最もよく使われていた用途は、テキストコンテンツの生成と編集である。 調査概要 841人のUX専門家を対象にアンケート調査を実施

    UXアシスタントとしてのAI
  • モバイルファーストのウェブデザインがデスクトップに及ぼす悪影響

    モバイルファーストのウェブデザインは、デスクトップで閲覧する際に重大なユーザビリティ上の問題を引き起こす。長いスクロールページにコンテンツが過度に分散され、余白が広がり、画像やフォントが拡大されるため、ユーザーが情報を把握し、理解することが難しくなるのである。 The Negative Impact of Mobile-First Web Design on Desktop by Kim Salazar, Tim Neusesser and Nishi Chitale on October 13, 2023語版2024年2月6日公開 最近のウェブサイトの多くは、モバイルファーストなアプローチでデザインされている。こうしたページをデスクトップデバイスで表示すると、コンテンツが過度に大きく引き伸ばされて見えることがある。画面を覆い尽くすような画像、肥大化したテキスト、過剰な余白のせいで、

    モバイルファーストのウェブデザインがデスクトップに及ぼす悪影響
  • アコーディオン編集と選り抜き作業: 初期の生成AIユーザーの行動

    テキストベースのAIチャットボットとのインタラクションにおいて、2つの新しいユーザー行動が広がっている。ユーザー調査によると、生産性を高めるために、ユーザーはAIツールと、反復的でしばしば複雑な関わり方をしている。 Accordion Editing and Apple Picking: Early Generative-AI User Behaviors by Sarah Gibbons, Tarun Mugunthan and Jakob Nielsen on September 24, 2023語版2024年1月23日公開 チャットボットは現在、テキスト操作のための生成AIツールの主要なUIである。AIとの個々のインタラクションは、テキストを入力したらAIがテキストを返す、という単純明快なやりとりである。(画像、音声、動画など、他のメディア形式を生成するAIツールもあるが、この

    アコーディオン編集と選り抜き作業: 初期の生成AIユーザーの行動
  • 優れたアンケート質問の書き方:10のベストプラクティス

    優れたアンケートを作成するのは、案外難しいものだ。方法に適した質問を作成し、バイアスを最小限に抑える表現にすることで、正確で信頼できるデータを確保しよう。 Writing Good Survey Questions: 10 Best Practices by Maddie Brown on August 20, 2023語版2023年12月22日公開 アンケート調査について、さらに詳しくは、我々の1日トレーニングコース「Survey Design and Execution」にて。 残念ながら、偏りのない優れたアンケートを作成するためのシンプルな公式は存在しない。 とはいえ、アンケートの作成には、注意すべき点を知っていれば避けられる、よくある間違いがあることも確かだ。以下では、アンケートを作成する際に陥りやすい、最も一般的で危険な10の誤りと、それを避けるためのガイドラインを紹介する

    優れたアンケート質問の書き方:10のベストプラクティス
  • ヒューリスティック評価を実施する方法

    プロダクトを体系的にレビューし、ユーザビリティと体験に関する潜在的な問題を見つける方法をステップごとに説明する。ヒューリスティック評価のテンプレートを無料でダウンロードしよう。 How to Conduct a Heuristic Evaluation by Kate Moran and Kelley Gordon on June 25, 2023語版2023年11月15日公開 ヒューリスティック評価は、ユーザーインタフェースのデザインに関する問題を特定するための手法である。評価者は、システムを利用しやすくするための一連のガイドライン(これをヒューリスティックスという)に照らしてデザインを評価する。(このツールが開発された経緯や理由について、さらに詳しくは、ヤコブ・ニールセンによる1994年の記事「The Theory Behind Heuristic Evaluations」(ヒュ

    ヒューリスティック評価を実施する方法
  • ボトムシート:定義とUXガイドライン

    ボトムシートとは、モバイルアプリでよく用いられるユーザーインタフェースのパターンで、画面の下部領域にコンテキストに合った詳細やコントロールを提供するためのものである。 Bottom Sheets: Definition and UX Guidelines by Page Laubheimer on June 11, 2023語版2023年11月1日公開 モバイルデバイスで、コンテキストに応じたコントロールを目立たせてアクセスしやすくすることは容易ではない。小さな画面では、情報やコントロールは関連性が生じるまで非表示にしておかなければならない場合もあるからだ。 ボトムシートは部分的なオーバーレイの一種で、特にモバイルデバイスに適しており、一時的に重要な情報の閲覧しやすさと消しやすさを同時に実現する。 定義:ボトムシートとは、モバイルデバイスの画面の下端に配置され、詳細情報やアクションを

    ボトムシート:定義とUXガイドライン
  • AIを利用したUX調査ツール:課題と限界

    UXリサーチャーのためにデザインされたAIツールの宣伝文句には懐疑的になろう。そうしたシステムの多くは、宣伝文句にあるすべてのことが実行できるわけではないからだ。 AI-Powered Tools for UX Research: Issues and Limitations by Feifei Liu and Kate Moran on July 2, 2023語版2023年7月27日公開 ChatGPTが呼び起こした関心を利用しようと、あらゆる種類の新しいAIツールが市場に参入している。UXの分野もその例外ではない。 UX調査のためのAIを利用ツールの宣伝文句は、以下のような大げさなものだ: 「調査の分析をあなたに代わって行います! データの分析もタグづけも不要です」。 「AIにはバイアスがありません! 調査のバイアスを軽減しましょう!」 「弊社のツールは、ユーザビリティテストを

    AIを利用したUX調査ツール:課題と限界
  • AI・ロボットの時代におけるHCD

    実世界におけるAIの浸透が著しい状況下で、HCDの仕事をしている人々、主にデザイナーの仕事が、近い将来どうなるのかを考えてみたい。 黒須教授 2023年7月19日 近年のAI・ロボットと仕事の未来 ChatGPTの流行は第三波のAIブームの一つの頂点といえるだろう。ChatGPTは、単純な四則演算をやらせれば間違えるし、人の経歴や歴史上のできごとについて聞くとWikipediaとは違った答えを返すという具合で、分野によっては怪しいレスポンスを返してくるのだが、日文の英訳や英文の和訳、ソースプログラムの作成 (完全に正解なのかは知らないが)など、いくつか役に立つこともある。学生がレポート作成を補助させようという誘惑にかられるのもまあ仕方ないことだろう。 ともかく、実世界におけるAIの浸透は著しく、Frey and Osborne (2013)は“The Future of Employme

    AI・ロボットの時代におけるHCD
  • 拡張現実のユーザビリティ

    モバイルアプリのAR機能は、ARに対応している商品の気づきにくさや探しにくさ、可視性の低い指示、あいまいなアイコンやシグニファイアなど、ユーザビリティの問題を抱えている。 The Usability of Augmented Reality by Sana Behnam and Raluca Budiu on November 20, 2022語版2023年5月24日公開 拡張現実(AR)は、情報のレイヤーを追加することで現実の世界を拡張するものだ。この新しい技術は、さまざまな状況や分野で大きな可能性を秘めていて、その応用が期待されている。しかし、デザイナーやUXの実践者がAR体験のデザインと実装を成功させるためのガイドラインや原則はまだほとんどない。 そこで我々は、モバイルARアプリのユーザーエクスペリエンスを取り巻く問題と取り組むべき状況についての知見を得るために、4人のリモート

    拡張現実のユーザビリティ
  • 人間中心的な人工知能(HCAI) (1)

    ここ数年注目されている潮流が、人間中心的な人工知能HCAI (Human Centered AI)である。今回は、システム制御に関する人間の位置を考える枠組みとしてのHITL、HOTL、HOOTLという概念の整理を行いたい。 黒須教授 2023年4月18日 人工知能機械学習の新しい潮流 ChatGPTの登場により改めて注目を浴びている人工知能AI (Artificial Intelligence)や機械学習ML (Machine Learning)だが、それに関連して、ここ数年注目されている潮流がある。それが人間中心的な人工知能、HCAI (Human Centered AI)あるいはHAI (Human centered AI)である。これはAIをスレーブ(直訳すると奴隷となるが、主人のことを補佐する人、程度の意味である)として使ってマスター(スレーブに対する主人ということになる)であ

    人間中心的な人工知能(HCAI) (1)
  • モバイルアプリでのARのキャリブレーション: 10のガイドライン

    キャリブレーションの指示は、背景とのコントラストが高い色で、明確かつ説明的に示され、あいまいさのない視覚的な例で補強すべきである。ユーザーには、彼らのアクションの結果とキャリブレーションの進行状況についての明確なフィードバックを返す必要がある。 Augmented-Reality Calibration in Mobile Apps: 10 Guidelines by Sana Behnam and Raluca Budiu on October 9, 2022語版2023年3月23日公開 化粧品やメガネのような一部の商品のライブ試着機能を除き、ユーザーは、多くの場合、拡張現実の体験を始める前にいくつかのステップを踏んで、モバイルアプリの拡張現実機能のキャリブレーションを行う必要がある。 拡張現実(AR)のキャリブレーションとは何か。そして、それはなぜ必要なのだろうか。覚えておかなけ

    モバイルアプリでのARのキャリブレーション: 10のガイドライン
  • モバイルアプリでのARオンボーディングウォークスルー

    拡張現実を利用するモバイルアプリには、ユーザーをシンプルなAR体験に導くインタラクティブなウォークスルーが有効だ。このウォークスルーには、そのAR体験に期待できること、デバイスの取り扱い方法、環境の整え方についての情報を入れる必要がある。 AR-Onboarding Walkthroughs in Mobile Apps by Sana Behnam and Raluca Budiu on September 25, 2022語版2023年2月21日公開 拡張現実(AR)は、eコマースから教育ゲームに至るまで幅広い領域に応用されている有望な新技術だ。ただし、ARは、仮想のシーンやアーティファクトをユーザーの物理的な空間とリアルに組み合わせようとするため、比較的複雑なインタラクションを伴うものでもある。 調査内容 拡張現実を利用したモバイルアプリのユーザーエクスペリエンスを理解するた

    モバイルアプリでのARオンボーディングウォークスルー
  • 無限スクロール:利用すべきとき、避けるべきとき

    無限スクロールは、インタラクションコストを最小限に抑え、ユーザーエンゲージメントを高めるが、すべてのWebサイトに適しているわけではない。ページネーションや「さらに読み込む」ボタンのほうが良い解決策になることもある。 Infinite Scrolling: When to Use It, When to Avoid It by Tim Neusesser on September 4, 2022語版2023年1月24日公開 無限スクロールは、商品一覧ページに使われるデザイン手法の1つで、ユーザーがスクロールダウンしていくと、コンテンツが次々に読み込まれるというものだ。これを利用すれば、ページネーション(訳注:コンテンツを複数のページに分割すること)の必要がなくなる。 Adidas.com:Adidasの商品一覧ページでは、ページネーションを使って商品を表示している。 Nike.com

    無限スクロール:利用すべきとき、避けるべきとき
  • メタバース、特にVRの将来を考える

    高画質で視野角の広いHMDが開発され、メタバースが話題になっている。現在考えられているHMDの応用の実現や定着の可能性はどのようなものだろう。ここでは、心理学の奥行き知覚との関係を考えてみたい。 黒須教授 2022年10月11日 メタバース メタバース(metaverse)が話題になっている。これはVRやARやMRの延長線上にある技術で、クロスリアリティ(XR: cross reality)と総称されることもある。近年は、高画質で視野角の広いHMD (たとえばMeta Quest 2)が開発され、通信環境が進化し、CGの品質も向上したことから、改めて話題になっている。仮想的な世界が現実世界と融合し、それを超え、新たな世界を作ると喧伝されているからだ。 可能性としての応用範囲 ただし、メタバースは今のところ試行錯誤段階にあるといえるだろう。いろいろな場面に適用し、その可能性を検証する、といっ

    メタバース、特にVRの将来を考える
  • UXの目標をアナリティクス測定計画に落とし込む

    表面的な指標を追うのではなく、UXの目標に焦点を当ててアナリティクスの測定計画を推進しよう。有意義な測定のために、デザインの核となる目標を定めよう。 Translating UX Goals into Analytics Measurement Plans by Aurora Harley on May 14, 2017 日語版2022年10月4日公開 問われた問題を解いてはならない。ほとんどの場合、それは間違った問題なのだ。 Don Norman 機能ではなく成果に注目することで、正しい問題を解決するようにし、間違ったものを作らないようにしなさい、とデザイナーは教えられていることが多い。このルールは、UXデザインや製品企画の分野では受け入れられ、実践されてきている。しかし、デジタルアナリティクスに関しては、忘れられがちだ。間違った問題に対処するために機能を構築すると必ず失敗するのと同じ

    UXの目標をアナリティクス測定計画に落とし込む
  • UX調査早見表

    どこから始めるか、あるいはまず何に最初に焦点を合わせるとよいのかを決める際は、これらの主なUX手法から選ぶといいだろう。時間の制約やシステムの成熟度、製品やサービスの種類、現在の最大の懸念事項によって、他の手法より適切な手法もある。製品サイクルごとに異なる手法を用いたり、交互に用いたりするとよい。手法によって目指す目標も知見の種類も違うからだ。以下のグラフは、UX関連のキャリアに関するアンケート調査で、UX実践者がこれらの手法をどのくらいの頻度で利用しているかについての回答内容である。 UXキャリア調査レポート(無料)による、UXの専門家が最もよく利用する手法。パーセンテージは、その手法を少なくとも1~2年に一度は利用していると答えた回答者の割合を示している。 UXに関する活動を1つしか実施できず、既存のシステムの改善を目指す場合は、(思考発話法を用いる)定性的なユーザビリティテストを実施

    UX調査早見表
  • インタビュー質問の作成でやりがちな6つの間違い

    ユーザーインタビューでの質問方法は、収集するデータの信頼性と有用性に影響する。ここでは、インタビューの質問をより良いものにするための6つの方法を紹介する。 6 Mistakes When Crafting Interview Questions by Maria Rosala on March 6, 2022語版2022年7月26日公開 ユーザーインタビューは、ユーザーの経験、背景、ニーズ、要望に関する情報を明らかにする素晴らしい方法である。とはいえ、インタビューの質問を作成するには、ある程度の配慮と注意が必要だ。アンケートには適している質問が、ユーザーインタビューにも適切であるとは限らないからだ。また、質問の構成の仕方が不適切だと、参加者が混乱したり、彼らの思考や感情、ニーズ、欲求が不正確に伝わることになり、その結果、正しくない洞察を導き出してしまう恐れもある。この記事では、インタ

    インタビュー質問の作成でやりがちな6つの間違い
  • UXとは:その定義と、UXデザインのプロセス

    UXとは、製品・サービスとのやりとりでユーザーの中で生じる主観(感覚・感情・反応など)のことです。UXデザインとは、ユーザーにとっての理想的な体験のために、製品・サービスを企画・提供することです。UXデザインには、ユーザー参加型調査によって担当者が現状のUXを認識・理解する過程が含まれています。 1. UXとは UX(ユーザーエクスペリエンス/ユーザー体験)という言葉は、多くの人・団体によってさまざまな定義・説明がなされています。標準規格における定義を言いかえると、UXとは「製品・サービスの利用中や利用の前後にユーザーの中で生じる、感覚・感情・反応など」と表すこともできます。また、UXは、「顧客体験価値」と訳されることもあります。 1.1 ユーザーエクスペリエンスの提唱者らによる定義 もともと、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)という言葉は、1995年のドナルド・ノ

    UXとは:その定義と、UXデザインのプロセス