Comments:8 Tetsuo_Kataoka 11-06-01 (水) 9:52 私も、放射能に対する様々な情報を目にしていますが、どれが本当かわからないというのが、正直な気持ちです。 こうやって、解説いただいたり、詳しい人からコメントがあったりして、大変役立っています。 ただ、だんだん知識が深まってくるにつれ、「放射能汚染を過小評価しようとする国、電力会社の強い意思」が働いていると疑ってしまう気持ちが強くなってきています。まあ、私は変わり者ですから。 生物は放射能を蓄積します。核種によっては、体内から排出しにくいものもあります。 そんな放射能に汚染された危険な食べ物を頻繁に口にしていたら、人間の体に蓄積する恐れもあります。 もっと、もっと、モニタリングを、それも可食部だけでなく、内臓、骨なども分析して、危ないものは危ないとはっきり公開すべきですよね。 その影響は、成人に比べて、妊婦
注意:このページの内容はβ版です。理解が不十分な点も含まれます。100%信頼するのではなく、理解する参考ぐらいに思ってください。現在、情報を収集中ですので、理解が進んだら、内容的により正しいものを、よりわかりやすく書き直します。 「日本の放射性物質の暫定基準値は甘すぎるっ!!」という非難の声が高まっています。その一方で、じゃあ何ベクレルが良いのかという議論はあまり見かけません。 非難が多い割に、議論が少ない理由の一つは、現在の暫定基準の導出過程が、理解されていないことでしょう。なぜ今の暫定基準値になったかがわからなければ、その妥当性について踏み込んだ議論はできません。批判をするにしても、導出過程の問題点を指摘した方が、効果的です。食品、特に水産物の放射性セシウムの暫定基準値500Bq/kgの妥当性について、建設的な議論/批判を促すために、どうやって今の暫定基準値が決められたかを整理してみま
長いものには、巻かれません.「日本には1960年代の核実験で大量の放射性物質がフォールアウトしている。そのときに皆健康だったのだから、福島の事故も心配いらない」という発言を3月には良く耳にしました。水産学会の勉強会でも、放射能の専門家は、そのように断言していました。ネット上でも、その手の言論のアーカイブを今でも見つけることができます。 福島第1原発事故で東京に降り注いだ放射性物質のセシウム137は、最大となった降雨の21~22日に、1960年代前半まで行われた大気圏内核実験で1年間に降った量の3倍近くに達したことが25日、分かった。http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Science/Environment/Health&newsitemid=2011032501000755 Q.では、一般公衆の被曝線量も多いのではないですか?
「なんで僕などのところに?」と質問するとEU本部からの推薦だという。私は法律家でもなんでもなく、ただの芸術家、一音楽家に過ぎませんよ、と言うと、「もちろん存じ上げています、あなたに来て頂きたい」という。聴けばなかなか込み入った企画でした。 単に刑務所を見るだけのツアーではないのです。ご存じのようにEUでは現在「死刑」が廃止されています。 その結果導入されている刑事罰、更生施設、あるいは被害者感情の救済といった事柄の現実を見ながら、各国から集まった人々との死刑を巡る対話を考えている、それに参加していただきたい、というのです。 なるほどな、とも思ったのは、こういう対話の類で、日本人できちんと参加できる人はなかなか少ないだろうという察しがつくからです。 まず、大半の法律家は「死刑廃止」の議論をまともに取り合わない傾向があります。 何といっても現行法と違うことですから、解釈の優劣、というより実際に
「辞めるといったのに辞めないなんてペテン師だ」と、鳩山元総理が菅首相を責めていて、大笑いしました。苦笑いでは済まなくて、大笑いしちゃいます。 あなたこそ、総理辞めたら国会議員も辞めるって言ってませんでしたっけ? 菅総理は鳩山氏の真似してるだけざんしょ。 おもしろいのは、なんとしても菅首相に辞めて欲しいと考えているのが、自民党や公明党の人ではなく、民主党の「大臣や総理大臣になりたい人」だってところです。 民主党はもうみんな分かっています。 民主党が政権をとれているのは、次の衆議院選挙までです。 それ以降はもう永久に政権はとれません。 今後、民主党が選挙に勝つことはありえない。下手すると次の選挙以降、一生当選できない人までいる。民主党の議員みんながそれを理解しています。 したがって、 民主党の議員にとって、「総理や大臣になれるチャンスは最長で次の 3年弱だけ」なんです。 であれば、とにかく総理
◇「煎じて飲むときは濃度低い」 消費者団体は緩和に懸念 神奈川や茨城産の茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題で、規制値のあり方を巡り、産地と厚生労働省が対立している。茶葉に湯を注いでお茶にすると、セシウムが規制値以下になることが確認されたのに、茶葉の規制値が高いままだと出荷できない。産地側は「現状の規制だと産地は全滅する」と国に規制の見直しを迫っている。 * 神奈川県南足柄市内の茶畑で収穫された一番茶の生茶葉2品目から放射性セシウム(134と137の合計)が今月9日、検出された。濃度は1キログラムあたり550ベクレルと570ベクレル。茶にはどんな規制値をあてはめるべきか、迷った神奈川県が厚生労働省と農水省に聞いたところ、「肉・卵・魚・その他」の基準と一緒だとの答えだった。 「野菜、穀類、肉・卵・魚・その他」のセシウムの暫定規制値は1キログラム当たり500ベクレル。福島第
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、約300キロ離れた神奈川県産の生茶葉から、暫定規制値を超える放射性セシウムが相次いで検出された問題を巡り、厚生労働省と農林水産省が対立している。 出荷制限したい厚労省に対し、「飲む段階では安全」と譲らない農水省。農家からは「先行きが見えず、早くはっきりさせてほしい」といった声が出ている。 規制値は、茶葉で野菜と同じ1キロ・グラム当たり500ベクレル、茶飲料で水と同じ200ベクレル。茶飲料で200ベクレルを超えたケースはないが、神奈川県の6市町村では9〜12日採取の生茶葉で500ベクレルを超えた。乾燥させた荒茶では濃度が5倍になるとされ、南足柄市産の荒茶は3000ベクレルだった。 現在、いずれも出荷が自粛されており流通していないが、法的に出荷を制限するかどうかは、政府の原子力災害対策本部(本部長・菅首相)の判断次第だ。
厚生労働省が、生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射能検査を東日本の14都県に求めた問題で、神奈川、埼玉、栃木の3県は19日までに、検査をしない方針を決めた。静岡県の川勝平太知事も18日、検査要請に応じないと表明しており、産地自治体の反発が広がっている。 荒茶は生茶葉に比べ放射性セシウムは5倍以上に濃縮されるが、厚労省は生茶葉、荒茶とも1キロ当たり500ベクレルと同じ暫定規制値を設定している。「足柄茶」の産地である神奈川県は「今の規制のままでは、生茶葉で規制値を下回っても、加工段階の荒茶では上回るという矛盾が生じる。湯に溶けだすセシウムは生茶葉の数十分の1で、飲む状態に合わせた規制値に改定すべきだ」と指摘、新たな規制値が示されるまで荒茶の検査は実施しない意向だ。「狭山茶」で知られる埼玉県も「現在の荒茶の規制では茶の産地は壊滅する」としている。 「奥久慈茶」などで知られる茨城県は最終方針を決めてい
各地の生茶葉から暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されている問題で、政府は1日、生茶葉を乾燥させた「荒茶」についても、規制値通り500ベクレルを超えた場合、出荷制限の対象とする方針を固めた。 この問題では、生茶葉については規制値通り制限する方針は決まっていたが、荒茶については厚生労働省が生茶葉同様の規制を主張する一方、農林水産省や産地の自治体、生産者側からは反対の声が出ていた。 お茶に含まれる放射性セシウムは、生茶葉で1キロ・グラム当たり500ベクレルの場合、荒茶になると、水分が抜けて重量が減る分、相対的に5倍の同2500ベクレルに増える。しかし、茶飲料にすると同数十ベクレルに減るとされる。
放射能検査知事、国方針に反論 川勝知事は2日、政府の方針に反して「荒茶」の放射能検査を実施しない考えを明言した。5月18日にお茶の「安全宣言」を出した際にも、同様の方針を示しており、これまで実施した生茶葉と飲用茶の検査で十分とする見解を改めて強調した。 荒茶の検査を巡っては、厚生労働省が生茶葉同様、放射性セシウムの暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)での規制を主張する一方、農林水産省や県などは反対していた。川勝知事は県庁で記者団に対し、「荒茶の検査は突然出てきた。県では、生茶葉、飲用茶を調べて、すべて規制値をクリアしている。荒茶は半製品で、消費者が口にすることがない」と政府の方針に真っ向から反論、「『なんてむちゃなことをさせるんだ』という本県のお茶の声なき声が、私の体を通して聞こえてくるようです」などと語った。 川勝知事の発言後、厚労省から県に「生茶葉で規制値を下回った自治体に
自民、公明など野党各党が狙った菅政権打倒、そして民主党分裂に向けた内閣不信任決議案の可決は2日、不発に終わった。 もともと長老らの動きに懐疑的だった石破政調会長は採決後、記者団に「『小沢・鳩山チルドレン』のような人たちが決起する、という誤った情報に踊らされて高揚したのは、間抜けだった」と批判した。 他の野党も、首相が辞任の時期を明確にしなかったことについて、「極めて無責任」(公明党の山口代表)、「政治の信頼性を徹底的に失墜させた」(新党改革の舛添代表)と批判を強めている。今後の国会審議では、そろって首相に早急な退陣を迫る構えだ。自公両党は、民主党が自公案丸のみで大筋合意している復興基本法案の早期成立には協力するが税収不足を補う赤字国債の発行に必要な特例公債法案の成立は阻止する構えだ。 また、鳩山前首相が首相退陣のメドとして言及した2011年度第2次補正予算案への対応について谷垣氏は「2次補
菅首相が2日夜の記者会見で早期退陣を否定したことを受け、与野党双方から3日午前、激しい批判が相次いだ。 菅内閣不信任決議案の否決で民主党分裂は当面回避されたものの、首相の「変節」で、与野党間、民主党内の対立は再び激化している。 民主党の鳩山前首相は3日午前、都内の自宅前で記者団に「不信任案が出る直前には『辞める』と言い、否決されたら『辞めない』と言う。こんなペテン師まがいのことを、時の首相がしてはいけない。人間としての基本にもとる行為だ」と菅首相に対する怒りをぶちまけた。鳩山氏は、首相との会談で2011年度第2次補正予算案の編成などにめどがついた段階で辞任するとの言質をとった、と改めて強調した。 さらに、首相が早期退陣に応じない場合について「党の中の規則の中で辞めてもらうよう導く」と述べ、両院議員総会を開催し、辞任を求めていく考えを示した。両院議員総会は党所属議員の3分の1の署名があれば開
◇避難先での町民逮捕に「おわび」 福島第1原発事故で福島県双葉町から埼玉県加須市に避難していた男が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で警視庁に逮捕される事件があり、双葉町が被災町民への義援金支給辞退を決めていたことが分かった。町民からは「なぜ辞退するのか」との抗議が町に相次いでいる。 5月25日に逮捕されたのは、自称祈とう師の佐藤昌弘容疑者(57)。逮捕容疑は3月22~23日、都立高校の女子生徒(17)に「生き霊がたたっている。除霊するので裸の写真を送りなさい」などと言って電子メールで写真を送らせたとしている。 井戸川克隆町長は1日、約1000人が役場機能ごと避難する加須市の旧埼玉県立騎西高校での住民集会で事件に触れ、「おわびの気持ちから義援金を辞退する」と表明した。出席していた議員からは「聞いていない」「辞退はおかしいのではないか」との声も上がったという。 突然の「辞退」は2日、双葉町民約7
菅直人政権への不信任案否決から一夜明けた3日。「内閣不信任決議案に賛成する」として辞表を提出していた民主党の副大臣や政務官らの慰留、辞意撤回などの関連の動きが続いた。東日本大震災の被災地復興に向け奔走してきた官僚からは「政治主導と言いながら、権力争いで復興事業を投げ出したことも、慰留されれば撤回する姿勢も理解できない」と怒りの声も漏れた。 被災地復興の方向付けを決める国土交通省の「被災の復旧・復興に関する検討会議」を主宰し、仮設住宅などインフラ復旧の指揮をとってきた三井辨雄(わきお)副国交相。1日に首相官邸に辞表を提出したが、官邸から慰留され一転続投を明言した。同省幹部は「政治主導と言いながら、簡単に『辞める』と言うのはおかしい」。別の幹部は「昨日は丸一日仕事がストップした。政局の火種はまだ残っており、今後もこうしたことが起こらないか心配だ。被災地の住民に申し訳ない」と話す。 被災自治体の
「17年国会議員をやっているが、こんなどんでん返しは初めてだ。問題は何も解決されていない。早晩行き詰まるだろう」 前原誠司前外相は2日夜、東京都内のホテルで開いたグループの会合でこう嘆いた。グループでは、不信任案採決での大量造反は避けられないと見て、可決、否決にかかわらず、小沢を除名処分にして、菅にも退陣を求めるべきだという意見が強かったのだ。 そこには、ある戦略があった。自公両党内に菅と小沢へのアレルギーが強いことから、「小沢・菅」抜きの新たな連立の枠組みへ踏み出すというものだ。 〈不信任案採決後、岡田と仙谷由人官房副長官が菅に退陣を迫る。菅の後継を選ぶ代表選には前原グループの仙谷を擁立し、自民党との連携を探る〉 グループ内には、こんなシナリオさえあった。 前原や仙谷は既に、自民党の大島理森副総裁や石破政調会長と連絡を取り合っていた。1日夜の会合では「誰がやっても難しい状況だから、谷垣さ
内閣不信任決議案に賛成票を投じた横粂勝仁衆院議員は国会内で、「菅さんが替わるべきだという賛同者があれだけいながら、結果として、少数の方しか賛成に投じない。それは裏に何があったか、国民は不思議に思っているし、私も不思議だなと。分かりにくい政治を終わらせなければいけないなと思っている」と述べた。
衆院本会議で民主党議員らに声をかけられる松木謙公氏(中央)=2日午後3時4分、飯塚悟撮影 不信任案は絶対に可決する――。2日の代議士会まで、そんな高揚感に包まれていた小沢グループは、首相の辞任の意向表明で一転、沈滞ムードに陥り、打つ手を見いだせないでいる。 2日夜、小沢氏はグループの議員約40人と都内のカラオケ店へ出かけた。日本酒党の小沢氏には珍しく、テキーラのショットグラスをあおり、まわりが止めるほどだった。議員らは特例公債法や参院での首相問責を、再度の「菅おろし」につなげようと盛り上がり、小沢氏も「みんなの結束が退陣に結びついた。次の戦いに向けて結束して頑張ろう」と上機嫌だった。 だが、不信任案可決で場合によっては党を割り、新たな連立の枠組みで政権入りも視野に入れていただけに、先に首相から辞任カードを切られたショックは大きい。小沢氏自身も採決では欠席するにとどまり、不信任案はあっ
クリックして拡大する衆院本会議で、自民党の大島理森副総裁(手前)による内閣不信任決議案の趣旨弁明を聴く菅首相(奥右端)=2日午後 究極の延命策だった。 2日正午すぎ、衆院講堂で開かれた民主党代議士会。くしくも1年前の同じ日、鳩山由紀夫前首相が辞任表明した同じ舞台で、菅直人首相は顔を紅潮させながらマイクを握った。 「この大震災の取り組みに一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で若い世代にいろいろな責任を引き継いでいきたい…」 シンと静まりかえる会場。「私にはまだ松山のお遍路を続けるという約束も残っている」。平成16年に民主党代表を辞任後に頭を丸めて始めた四国八十八カ所の霊場巡りの再開まで持ち出したことは「重大決意」を強く印象付けた。 2日朝まで内閣不信任案が可決される公算が大きかった。戦後5回目の不名誉が目前に迫り、ついに首相が「自発的な退陣」に言及したかに見えたが、
自民、公明、たちあがれ日本の3党が提出した菅内閣への不信任案は大差で否決された。民主党から大量の造反を期待していた自民、公明両党などからは失望の声が上がる一方、東日本大震災の復旧がなかなか進まない中での提出に、ほかの野党からは両党への批判も出てきた。 否決直後の2日夕、記者会見に臨んだ自民党の谷垣禎一総裁は「残念ながら否決された」と悔しさをにじませた。菅直人首相の辞任表明には「事実上退陣を宣言した総理を相手に、いろいろなことをすることは出来ない。事後に責任を負わない総理の下では復旧復興も進まない。今回の件は菅政権の終わりの始まりだ」と強調した。 石破茂政調会長は、不信任案への賛成を公言していた民主党議員が直前になって欠席や反対にまわったことについて「要は議員でいることが大事だったということでしょう。そして不信任に賛成することは怖かった。やっぱりそういう度胸のある人がいなかった。それに尽
異論正論 石破 茂 (著) 政策至上主義 石破 茂 (著) 日本列島創生論 地方は国家の希望なり 石破 茂 (著) 石破茂 非公認後援会 どんどろけの会(著) マンガで読む国防入門 石破 茂 (著) 原 望(著) 日本人のための「集団的自衛権」入門 石破 茂 (著) 日本を、取り戻す。憲法を、取り戻す。 石破 茂 (著) 真・政治力 石破 茂 (著) 国難 石破 茂 (著) こんな日本をつくりたい 石破茂 (著), 宇野常寛 (著), 田村昌裕 (写真) 国防(文庫版) 石破 茂 (著) 日本の戦争と平和 石破 茂 (著), 小川 和久 (著) 軍事を知らずして平和を語るな 石破 茂・清谷 信一 (著) 国防(単行本) 石破 茂 (著) 坐シテ死セズ 石破 茂 ・西尾 幹二 (著) 職業政治の復権 石破 茂 (著) 石破 茂 です。 菅内閣不信任案は、松木議員、横粂議員の二名が賛成、小沢一
震災や原発事故への対応に追われる中で繰り広げられた首相追い落としの動きに、海外の識者らは一様に首をかしげている。 ■米国 米外交問題評議会(CFR)のシーラ・スミス上級研究員は「この非常時に、政治家たちは本来、政策を競い合うべきだが、残念ながら真剣な政策論争は聞こえてこない。とにかく誰かを引きずり降ろそうとしているだけに見える」と指摘する。「この種の権力闘争は、誰も幸福にしない。特に被災地の人たちのことを思うと悲しくなる。日本の人々は復興に向けて懸命な努力をしているのだから、よりふさわしい扱いを受けるべきだ」と語った。 ■英国 日本政治に詳しい英シェフィールド大学のヒューゴ・ドブソン教授は「東日本大震災の後、世界が日本人の冷静さと復興への決意を称賛し、5月のG8サミットでは日本が主要な議題となった。この時期の不信任案は最悪で、不幸なことだ。誰も勝者はいない」と指摘。「震災前から菅直
首相は退陣の具体的な時期について、「(東日本大震災の)復興に向かって第2次補正予算(編成)や体制作りが必要となる。(福島第一)原子力発電所事故の収束も安定的な形にもっていくには努力が必要だ。新しい社会づくりの方向性に一定のめどがついた段階だ」と述べ、続投に意欲を示した。 原発事故の「一定のめど」がつく具体的な時期としては、事故の収束に向けた、政府と東京電力の工程表で今年10月中旬から来年1月中旬終了をめどとした「ステップ2」で、「放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止状態になること」だと説明した。 内閣不信任案採決前に鳩山前首相と会談した際に交わした覚書に関しては、「文書に書かれた以外の何らかの約束などは一切ない」と述べ、退陣時期を確約したものではないとの認識を示した。 これについて、鳩山前首相は2日、「(首相は)人を裏切っている。両院議員総会を開いて辞めさせるしかない」と周辺に語り、強
菅直人首相は2日夜、内閣不信任案否決を受けて記者会見し、震災の復興対策や東電福島第一原発事故の収束に一定のめどがついた段階で辞任すると発言したことについて「放射性物質の放出がほぼなくなり、(原子炉が)冷温停止という状態になる。そのことが原子力事故のまさに一定のめどだ」と述べ、辞任の時期は今年秋以降になるとの考えを表明した。 東電は事故収束に向けた工程表で、今年10月〜来年1月に原子炉を100度未満の安定状態に保つ「冷温停止」にし、放射性物質の漏出を大幅に抑えるとしている。首相の発言は、退陣時期をこのタイミングに合わせて考えていることを明らかにしたものだ。
自民、公明など野党各党は、菅政権の打倒や民主党分裂をねらった内閣不信任決議案が不発に終わり、不満を強めている。 特に自民党内で、民主党の小沢一郎元代表との連携を模索して不信任案の早期提出を主張したベテラン議員は肩すかしを食らった格好で、カンカンの議員も多い。 「事後に責任を負わない首相の下では、復旧・復興は進まず、通年国会など実を伴わない。国際社会も真剣に相手をするのか」 不信任案否決後、党本部で記者会見した自民党の谷垣総裁は、時期を明示せずに「辞任表明」した首相を厳しく批判した。不信任案が否決に終わったことについては「(不信任案が)提出されたことで、首相も自らの進退を口にせざるを得なくなった」と、提出自体は成果があったと強調した。 怒りが収まらないのが、自民党の派閥領袖やベテラン議員らだ。 伊吹文明・元幹事長は記者団に「この醜態、民主党のゴタゴタを見れば、国民が不信任を突きつけるべきだ」
先月の30日、いわゆる「君が代不起立訴訟」について、最高裁が原告側の上告を棄却する判決を下した。 興味深い話題だ。 が、記事として取り上げるのは、正直に言って、気が重い。 今回は、私自身のこの「気後れ」を出発点に原稿を書き始めてみることにする。 「君が代」について書くことが、どうして書き手にストレスをもたらすのか。 「君が代」の最初の課題はここにある。圧力。見逃されがちだが、大切なポイントだ。 気後れの理由のひとつは、たとえば、コメント欄が荒れるところにある。 愛国心関連の記事がアップされていることが伝わる(どうせ伝わるのだよ。どこからともなく。またたく間に)と、本欄の定期的な読者ではない人々も含めて、かなりの数の野次馬が吸い寄せられてくる。その彼らは、「売国」だとか「反日」だとかいった定型的なコメントを大量に書きこんでいく。休止状態になっている私のブログにも、例によっていやがらせのコメン
東京電力福島第一原発の事故に関連し、政府が生茶葉を乾燥させた「荒茶」でも放射性物質が暫定規制値を超えれば出荷制限の対象とする方針を示している問題で、静岡県の川勝平太知事は2日、「荒茶の(放射能)検査はしない」と述べ、政府の方針に従わない考えを示した。 川勝知事は静岡県庁で記者団に対し、「厚労省に助言する原子力安全委員会の委員5人のうち、放射能の専門家は1人だけ。信用が失墜した委員会の、たった1人の専門家の意見に、380万県民が最も大事にしているお茶が振り回されるのは本当におかしい。乱暴な規制をするとなれば、それこそ不信任に値する」と批判。さらに「荒茶は半製品で、消費者が口にすることがない。中途半端に安全のためにすることが、結果的に不安を増幅させることになる」などと語った。
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