準天頂衛星「みちびき」を載せた大型ロケットH2A18号機が、2010年9月11日午後8時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後、みちびきを高度約270キロで正常に分離し、地球を回る軌道への投入に成功した。H2Aの打ち上げ成功は12回連続、通算で17回。 みちびきは、縦横約3メートル、高さ約6メートルの箱形で重さ約4トン。日本のほぼ真上の空(準天頂)を通る軌道からGPSを補う信号を送り、山間部やビルの谷間などでも精度よく利用できるようにする準天頂衛星システムの1号機。H2A搭載のカメラの画像で正常な切り離しが確認された。 みちびきは今後、地球を回りながらエンジン噴射を繰り返し、約2週間かけて平均高度3万6千キロの所定の軌道へ移る。順調にいけば年末ごろから測量やカーナビなどの実証試験が始まる。地上設備や打ち上げ費用を含む総開発費は約735億円。文部科学、国土交
地震による災害は,自然災害の中でももっとも恐ろしいものとされています。 それは,地震の発生が突発的であり,瞬時に建物やいろいろな構造物に被害を与える上, 津波や崖崩れ,火災など様々な災害を同時多発的に連鎖誘発するためです。 このような地震災害に立ち向かうためには,まず地震という相手の素性をよく知っておく必要があります。 言うまでもなく,地震は私たちの目にすることのできない地下深部で発生するため, 地震の際に地下ではどのようなことが起きているのか,そしてそもそも地震は何故発生するのかといったことは, 長い間,謎とされてきました。 しかし,近年の観測技術の進歩や理論的研究の発展によって,現在では地震現象についての理解がかなり進んできました。 ここでは,地震という自然現象,およびその観測の仕方や観測体制などについて体系的に説明します。
第39号(p.6-7) 21世紀前半は西日本の地震活動期 中部から近畿、それに中国四国地方には、30年から100年の地震活動の静穏期をはさんで、60年ほどの地震活動期がくり返されるという性質があります。そして活動期の最後に近い時期に、この地域の南にある南海トラフという海溝でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こるというのも、この地域の特徴です。この海溝型の巨大地震は南海トラフに沿う地域で歴史上くり返し起こりましたから、そのたびに例えば「昭和の南海地震」というような時代の名が付いて知られています。 政府の地震調査研究推進本部が2001年に東南海地震と南海地震の高い発生確率を発表しました。2002年には「東南海・南海地震防災対策特別措置法」が議員立法で成立しました。これによって東海地震に加えて、これから南海トラフに発生する東南海地震・南海地震といった巨大地震についての法的な措置が、やっとでき
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