メンデルスゾーンのオラトリオ《エリア》は、この作曲家の創作の頂点に位置づけられる作品と言えるでしょう。それは優れた合唱やアリアのパートがあふれているからだけでなく、「書かれることがなかったメンデルスゾーンのオペラ」と呼ばれるほど、作品全体がドラマティックな力を持っているためです。小澤征爾は、タイトルロールのマティアス・ゲルネ、アンネッテ・ダッシュ、ナタリー・シュトゥッツマンら一流のソリスト陣と共に、感動的な上演を成し遂げました。 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 小澤征爾 © 2009 Berlin Phil Media GmbH 関連インタビュー