アメリカのトランプ大統領が今後1年の施政方針を示す一般教書演説が日本時間の午前11時すぎから始まります。ウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判で無罪評決が下される見通しとなる中、好調な雇用環境や貿易交渉の成果をアピールし、みずからの支持者を強く意識した政策を打ち出すとみられます。 秋に大統領選挙を控えた政権4年目のことしのテーマは「偉大なアメリカの再起」で、具体的には好調な雇用環境とともに、貿易交渉での中国との第1段階の合意や、カナダとメキシコとのNAFTA=北米自由貿易協定に代わる新たな協定の締結などを成果としてアピールするとみられます。 また選挙で重要な争点になっている教育や福祉面で、労働者層への支援や医療保険制度の充実などを打ち出し、労働者層を強く意識した内容になる見通しです。 さらに外交・安全保障面ではアメリカ第1主義のもと各国にさらなる負担を求めるとともに、中国やイラン、北朝鮮にどのよう