粉体の”ジャミング転移現象”を用いて、電気掃除機とコーヒーかすを材料に指がないのに何でもつかむことができ、操作できる球状の装置をアメリカの研究チームが開発したそうです。 [YouTube] ugripper_pnas2_s.wmv “ジャミング転移現象”とは、粉体の密度が低い状態では粉体が液体に似た性質(乾いた砂がバケツから流れるようにこぼれる性質)を持つのに対し、密度がある値を超えて高くなると粉体が固体に似た性質(砂のお城のように同じ状態を保つ性質)を持つ現象とのこと。 参考サイト:何でもつかめて操作できる、新発想のロボット(動画) | WIRED VISION 何かを持ち上げるときには、ゆるく詰めたコーヒーかすの袋が対象物に密着する。その後、粒子間に存在する空気を電気掃除機で吸い取ると、袋が固くなり、対象物の輪郭に沿った形の強力な万力のようになって固定される。開始時の袋の体積を、わずか