ところで夏と言えば「入道雲と夕立」が筆者のひとつのイメージなのだが、最近、「夕立」という言葉をあまり聞かなくなった。代わりに聞くようになったのが「ゲリラ豪雨」。この2つ、何が違うのだろうか。 まずは「夕立」について。岩波書店の広辞苑第五版で調べてみた。 「夕方、急に雲って来て激しく降る大粒の雨。夏の夕方に多く、発達した積乱雲によって起り、雷を伴いやすい。白雨(はくう)。夕立の雨」 次に気象庁のサイトを見ると、「夕立」は「夏期のみ用いる」用語ということになっていた。そんなところで、「夏」「積乱雲」「雷」「大雨」というあたりが、「夕立」のキーワードと言えそう。 「ゲリラ豪雨」の方はどうか。広辞苑には載っていないので、気象庁、ウェザーニューズ社、知り合いの気象予報士の三者から情報を探ってみた。 ○気象庁……定義していない(天気相談所) ○ウェザーニューズ社……(ゲリラ雷雨の定義として)“ザーザー