2024年03月14日19:46 カテゴリ本 アナーキー・国家・ユートピア 国民負担率が50%に近づいて「大きな政府」への不満が高まっているが、1970年代にアメリカ経済がインフレと財政赤字でボロボロになったとき、ケインズ的な福祉国家への批判として出てきたのが、「小さな政府」を掲げたリバタリアンだった。 1974年に出た本書は、ロールズの『正義論』への批判として書かれ、その後のレーガン政権の新保守主義の支柱ともなった。その特徴はロールズの「無知のヴェール」にならって、思考実験で人々の安全を守るために最小限必要な制度とは何かを考えたことだ。 個人が集まって生活するとき、生命や財産を守るための組織としての保護組合(protective association)が必要になるが、複数の保護組合が衝突すると、暴力的な紛争が日常化する。それを防ぐために、一定の地域内で公権力が暴力を独占し、他の保護組合
仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、逮捕した船長を除く14人の船員を釈放するとともに、拿捕(だほ)していた漁船も中国に帰還させることを明らかにした。 また、仙谷長官は、中国の戴秉国国務委員(外交担当)が12日未明に丹羽宇一郎駐中国大使を同国外務省に呼び出したことについて「そういう時間帯に呼び出したことは日本政府からみて遺憾だ」と述べた。 【関連記事】 中国漁船員14人を「釈放」=新華社 国務委員、「政治決断」要求=丹羽大使を深夜呼び出し 政府、中国の出方注視=事態長期化の懸念も 「ミサイルで対処も」と警告=尖閣問題で中国系香港紙 尖閣問題、断固対抗へ=ガス田交渉も延期
スクランブル、というものをご存知でしょうか。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進することです。日本に対する領空侵犯を防ぐためです。領空侵犯とは許可無く日本の空に押し入ってくることです。 未確認機接近の知らせが入ると、空自の基地からただちに戦闘機が飛び立ちます。パイロットがただちに戦闘機に飛び乗り、すぐさま離陸するのです。 飛び立った日本の戦闘機は未確認機に近づき、領空侵犯を防ぎます。このまま進むと領空侵犯にあたるぞと注意し、誘導します。相手機がそれに従わなければさまざまに警告し、それでも駄目なら機関銃の威嚇射撃をおこないます。 このような領空侵犯対処のスクランブルは1年に300回近く行われています。 このため航空自衛隊は24時間、即応できるよう常に備えています。夜中だろうと、盆や正月だろうと、いまこの時も例外はありません。パイロットは待機し、戦闘機にはミサイルを装着して、いつでも出られるようにして
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