体が徐々に動かせなくなる難病、パーキンソン病の患者の脳に、iPS細胞から作り出した細胞を移植する臨床試験を京都大学のグループが進めていますが、これまでに移植を受けた3人の患者は、目立った副作用はみられず、経過が順調なことが分かりました。 京都大学附属病院の高橋良輔教授と、京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授らのグループは、パーキンソン病の患者を対象に、ヒトのiPS細胞から作り出した細胞を脳に移植して機能の回復を目指す臨床試験を進めていて、おととし10月、世界初の移植手術を行いました。 この患者の経過に問題は見られず、グループは去年1年間にさらに2人の患者に移植を行ったことが新たに分かりました。 グループによりますと、これまでの3人とも移植した細胞ががん化するなどの副作用はみられず、経過は順調だということです。 グループは来年度にはさらに4人の患者に移植を行う予定で、保険が適用される一般的な
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