福田淳一財務次官、米山隆一新潟県知事といった偏差値エリートが相次いで辞任を表明した。原因はいずれも、女性スキャンダル。橋下徹氏は、両者ともに危機管理対応の初動を間違えなければ辞任する必要はなかったと言う。続投と辞任という生死の分かれ目は何か。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(4月24日配信)より、抜粋記事をお届けします――。 森友学園問題に端を発して、公文書の改竄から、挙句の果てには財務省事務方トップの福田淳一事務次官のセクハラ疑惑まで、財務省はもうボロボロ状態。このセクハラ疑惑への対応の仕方も、教科書に出てくるような絶対にやってはいけないやり方の典型例。財務省と言えば、国家公務員一種試験を突破した偏差値の高いメンバーの中でも、さらに偏差値の高い者が集まる組織。その組織で出世した大幹部たちが頭を突き合わせて、あんな対応方法を考えたっていうんだから、偏差値の高