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ブックマーク / note.com/shibataism (22)

  • クレジットカードの収益性(テイクレート)言えますか?|決算が読めるようになるノート

    楽天の2016年10月から12月期の決算資料の中に非常に興味深いスライドがありました。 楽天カードはクレジットカードのショッピング取扱高において業界ナンバーワンに近づいているという資料です。 この数字だけを見ると上位2社と比較して、楽天カードの対前年比での成長率が圧倒的に高く、近い将来カードショッピングにおける取扱高においてナンバーワンになるということが示唆されています。 そこで今日はクレジットカードのビジネスモデルについて考察してみたいと思います。 クレジットカード会社のビジネスモデルクレジットカード会社はどのようにして収益を上げているのでしょうか。 三菱UFJニコスの決算資料の中にわかりやすい資料があったので、まずはそれを見てみましょう。 ■三菱UFJニコス株式会社 有価証券報告書 2015年4月1日〜2016年3月31日 クレジットカード部門の事業としては、大きく分けてカードショッピ

    クレジットカードの収益性(テイクレート)言えますか?|決算が読めるようになるノート
  • 遂にソフトバンク・スプリントがT-mobileを買収できるようになりそうな件|決算が読めるようになるノート

    色々な大統領令を発令して、世間を騒がしているトランプ政権ですが、通信業界にも大きなインパクトがある人事が発令されています。 件は、日の通信業界、特にソフトバンクにも大きな影響があると思われますが、日ではあまり報道されていないようなので、少し詳しく見たいと思います。 米国連邦通信委員会(FCC)のトップが変更へ今回のトランプ政権での人事発令は、米国連邦通信委員会(FCC)のトップを変更する、というものです。 アメリカでは政権が変わるたび、正確には政権与党が変わるたびに、FCCのトップが変更されるというのは珍しいことではありません。共和党政権になれば共和党の人がFCCのトップになり、民主党政権になれば民主党の人がFCCのトップになる、ということです。 FCCというのは、日で言うところの総務省の中でも、通信放送に該当する規制を管轄する組織です。 FCCには5人のコミッショナーがいます。そ

    遂にソフトバンク・スプリントがT-mobileを買収できるようになりそうな件|決算が読めるようになるノート
  • トランプ大統領がイスラム国からの入国を拒否する大統領令 => 翌日に司法が無効と判断|決算が読めるようになるノート

    アメリカは移民問題で大騒ぎになっています。 トランプ大統領は就任してまだ1週間も経っていませんがでアメリカ時間の金曜日、 イスラム7カ国(イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン)の国籍を有する全ての人の入国を拒否する大統領令を出しました。 アメリカやビザ・永住権を有していても入国拒否この大統領令自体はトランプ大統領の公約の一つでもあったため、さほど驚きがなかったかもしれませんが、 驚くべきは常にアメリカのビザあるいは永住権を有している人であっても上述の7カ国の国籍を有する人は、すべて入国拒否されるという非常には強固な大統領令であったことで波紋を呼んでいます。 もし、これが仮に観光客あるいは観光ビザで入国しようとしている人を拒否するというのであれば、まだ理解ができないこともありません・実際にどの国パスポートを持ってる人をアメリカに入国させるかというのはアメリカに決める権

    トランプ大統領がイスラム国からの入国を拒否する大統領令 => 翌日に司法が無効と判断|決算が読めるようになるノート
  • タカラトミー「伝説」の決算説明会資料はまだまだ続くwww|決算が読めるようになるノート

    読者の皆さんお待たせいたしました。四半期に一度の楽しい時間がやってきました! 前回のタカラトミーの決算説明会資料に関して以下のような記事を書き、大変大きな反響をいただきました。 読んでいて腹が痛くなるほど笑える決算資料を見つけてしまった件www(2016/08/29 ) そこで今回は続編ということで、新しい決算説明会資料に関して同じようなことを試みてみたいと思います。 株式会社タカラトミー 2017年3月期 第2四半期 決算説明会資料 念のために申し上げておくと、タカラトミー社の決算説明会資料の前半部分は非常にしっかりした丁寧な資料となっています。 業績は減収ではありますが増益となっており、非常に安定した経営がなされているのではないかと推測されます。 前回同様、以下で書いていることはタカラトミー社の業績そのものの話ではなく、決算説明会資料(の書き方)に関する点であるということを予めご留意く

    タカラトミー「伝説」の決算説明会資料はまだまだ続くwww|決算が読めるようになるノート
  • トランプ次期大統領は皆が言うほど「キチガイ」ではないかもしれない - 選挙公約を完全和訳|決算が読めるようになるノート

    トランプ氏がアメリカの大統領選挙で勝ち、来年1月にアメリカの大統領に就任することが決まりました。 アメリカでは、この結果を受けて嘆く人も多く、シリコンバレーでも大きな話題になっていることだけは事実です。 彼に対する批判の多くは、「女性差別」「人種差別」などなど、人間として「そりゃあかんだろ」という発言を繰り返したことが主であるような気がします。 もちろん「女性差別」「人種差別」は良くないことですし、特に僕が女性やイスラム系の出身だったら彼の発言を聞いて気持ちが良いはずはありません。 (彼を擁護するつもりは全くありませんし、個人的には民主党よりの思想ではありますが)トランプ氏は、政治家として、リーダーとしての資質が当に無いのでしょうか? もし彼の問題発言が全て選挙という「マーケティング戦争」を勝つための作戦だったとしたらどうなのでしょうか?(もちろん選挙のためであれば何を言ってもいい、と言

    トランプ次期大統領は皆が言うほど「キチガイ」ではないかもしれない - 選挙公約を完全和訳|決算が読めるようになるノート
  • 民主主義を「ハック」したトランプ大統領候補が逆にハックされている件|決算が読めるようになるノート

    (表紙画像: http://www.forbes.com/sites/willburns/2016/05/06/new-hillary-ad-decimates-trump-or-does-it/#4f620c6e68b1) アメリカの大統領選挙がいよいよ佳境です。 左が民主党のヒラリー・クリントン候補、右が共和党のドナルド・トランプ候補です。 今回の大統領選挙は「史上最低」と呼ばれるほど、しょっぱい選挙になっていると言われており、どちらをより選びたくないかという「ババ引き」のような選挙とも言われています。 実際に大統領候補の討論会というのが3回ありました。アメリカの大統領選挙の討論会は、テレビで生放送され、視聴率も凄まじく高いのですが、そこでの討論の内容も、「将来この国をどうしたいか」という内容を期待したいところですが、 トランプ: 「お前のかーちゃんデベソ!」(国務長官時代のメール問題

    民主主義を「ハック」したトランプ大統領候補が逆にハックされている件|決算が読めるようになるノート
  • ユニクロが遂にECに本気になった(かもしれない)件|決算が読めるようになるノート

    ユニクロの決算が発表になりました。ユニクロは8月末締の決算です。(決算期を3/6/9/12月以外にするのは当に止めた方が良いと思うんですが...) 全体としては、 ・売上(グロス売上)がは1兆7,864億円(YoY +6.2%) ・事業利益(ネット売上)が1,620億円(YoY -8.3%) ・営業利益が1,272億円(YoY -22.6%) という具合で良いのか悪いのか判断に迷う決算でした。 このnoteでは主にネット企業をカバーしているのですが、今回はEC関連の話題が多かったので、取り上げてみます。 国内は成長鈍化 国内を見ると、売上は7800億円超で、YoY +2.5%の成長でした。既存店舗の伸びが0.9%しかありませんでした。 1年前は売上YoY +9%、既存店舗の売上がYoY +6.2%で伸びていたので、「国内は成長鈍化」と言えるでしょう。 海外も成長鈍化海外も、売上は6000

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  • マネーフォワードはなぜ「選択と集中」をせずにB2CとB2Bの両方を提供し続けるのか|決算が読めるようになるノート

    柴田: 今回の「しば談」は、マネーフォワードの辻庸介社長にお越しいただきました。まずは最初に自己紹介と自社紹介をお願いします。 辻庸介さん(以下、敬称略): マネーフォワードの辻です。新卒でソニーに入って、その後3年間ソニーにいて、その後、マネックス証券というネット証券に9年ほどおりました。途中2年ほど、ペンシルベニア大学のウォートンというMBAに留学をして、マネックスに戻って1年半やらせてもらって、起業したというキャリアです。インターネットと金融というのが好きで、この業界に非常に長くいます。2012年に個人向けのお金のサービスで起業しました。 前職での新規事業アイディアを諦めきれずに起業へ柴田: なぜお金のサービスをやろうと思ったんですか? 辻: 個人のお金に関する課題、例えば、今いくら持っているとか、今いくら使っているとか、将来いくら必要であるとか、老後どうしたらいいんだとか、子どもが

    マネーフォワードはなぜ「選択と集中」をせずにB2CとB2Bの両方を提供し続けるのか|決算が読めるようになるノート
  • 読んでいて腹が痛くなるほど笑える決算資料を見つけてしまった件www|決算が読めるようになるノート

    一応、このnoteのポリシーとして「悪口」になるようなことは書かないようにしようということは強く心に決めてやっています。要は、自分が書かれる側に立った時に「これは書かれたら嫌だなぁ」と思うようなことは書かないようにしよう、ということです。 がですね... ちょっと凄いものを見つけてしまいました。書いていいものか、とも思いましたが、決算資料の作り方の勉強になるだろう、ということで、思い切って書いてみたいと思います。 ※見方によっては、非常に滑稽で、人によっては思わず吹き出してしまう可能性があります。事中や電車の中などでご覧の方はご注意ください。 僕はこの決算資料をはじめて見た時、腹筋がちぎれるんじゃないかと思うほど笑いました。30分くらい仕事になりませんでした... その決算資料というのは、タカラトミーの2016年1-3月期の決算資料です。 ええと、前半は非常にしっかりした普通の決算資料で

    読んでいて腹が痛くなるほど笑える決算資料を見つけてしまった件www|決算が読めるようになるノート
  • DeNAのキュレーションメディアが本当に儲かりそうな件|決算が読めるようになるノート

    DeNAが、合計50億円で買収したと言われるmery, iemoですが、当時は懐疑的な人も多かったかと思いますが、当に儲かるかもしれない、というレベルまで来ているという話です。 もはや減収・減益ではなくなってきた四半期決算2016年4-6月期の決算を見てみましょう。 全社での売上は383億円でYoY +1%、営業利益は74億円でYoY +83%でした。野球の増収があるとは言え、全社レベルで減収・減益ではなく、増収・増益になってきた、というのは凄いですね。 セグメント別に見ると、 ・ゲーム: 売上261億円(YoY -8%)、営業利益67億円(YoY -2%) ・新規事業・その他: 売上23億円(YoY +104%)、営業利益-13億円(前年同期比は-11億円)という具合になっています。キュレーションプラットフォーム事業を含む「新規事業・その他」がゲームの10%くらいの規模の売上になってき

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  • 任天堂が今すぐやるべきたった一つのこと|決算が読めるようになるノート

    ポケモンブームが冷めない中、任天堂の2016年4-6月期の決算が出ました。 売上が620億円、営業損失が51億円と、売上大幅減(YoY -31.3%)、大幅減益、営業赤字のトリプルパンチという非常に辛い決算になっています。 また、多くの人が「ポケモンブームで任天堂が復活するのでは?」と期待していましたが、数日前に「『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について」というプレスリリースを出したことで株価も以下のようにガツンと下がっています。 さて、題ですが、この状況を打開する方法が一つだけあると思っています。(個人的には、なぜ誰もこれを言わないんだろうと不思議に思っているくらいです。) その打開策とは、 株式会社ポケモンとNiantic, Inc. の両方を(決算上の)連結対象にするというものです。 こういうことを書くと「そんなの出来るわけねーだろ」と「出来ない理由」

    任天堂が今すぐやるべきたった一つのこと|決算が読めるようになるノート
  • AbemaTVは既にTV地方局を超えレベル。大爆発するかもしれない。|決算が読めるようになるノート

    サイバーエージェントの2016年4-6月期の決算が発表されました。 特に既存事業に関しては、相変わらずの絶好調状態で、売上764億円(YoY +24.9%)、営業利益が83億円(YoY +33.2%)でした。 以前書いたように、サイバーエージェントの決算資料は最強に近いくらい分かりやすく、既存事業がなぜ好調なのか、というのは、決算資料を見れば分かるかと思いますので割愛して、AbemaTVの話を書いてみたいと思います。 サイバーエージェントの戦略 藤田社長がここ数年ずっと言っているように、一言で言うと「代理店事業とゲームで稼いで、メディア事業を作る」というのがこの会社の戦略です。 実際過去がどうだったのか、というと、こんな感じでした。 最初、Amebaブログを始めた時は投資家からも散々に言われて、実際、当初想定してように収益が回収できたのかは若干怪しいところがある、というのが音かと思います

    AbemaTVは既にTV地方局を超えレベル。大爆発するかもしれない。|決算が読めるようになるノート
  • 米ヤフー、売却後を占う5つのポイント|決算が読めるようになるノート

    「米ヤフーが米ベライゾンに48億ドル(約5100億円)で買収合意へ」という報道が出はじまりました。早ければアメリカの25日(月曜日)のマーケットが開く前にも発表されるとのことです。 時代の象徴でもあった米ヤフーがこのような形で売却、というのは非常に残念な気もしますし、ようやくこれで落ち着くのかと思うと、ホッとする気持ちもあり、複雑な心情ではあります。 先週発表された米ヤフーの決算発表は、米ヤフーとして事実上最後の決算発表になる可能性が高いので、簡単に振り返ってみましょう。 2016年の4-6月期は、売上は$1.3B(約1300億円)、EBIDTAが$172m(約172億円)という数字でした。 この数字だけから判断すると、$4.8Bという買収額は、年換算売上の1x、EBITDAの7xという金額になります。これらのマルチプルだけ見ると、売却する米ヤフー側にとっては非常に厳しい条件での売却、とい

    米ヤフー、売却後を占う5つのポイント|決算が読めるようになるノート
  • 起業前でも「壁打ち相手」になってくれるシード投資家ここにあり|決算が読めるようになるノート

    柴田: 今回の「しば談」は、CyberAgent Ventures(以下、CAV)の竹川祐也さんにお越しいただきました。まずは最初に自己紹介をお願いします。 竹川祐也さん(以下、敬称略): CAVは、アジアを中心に8カ国、11拠点で、主にシード、アーリーステージに投資をしているベンチャーキャピタルで、親会社はサイバーエージェントになります。グローバルで約30名のメンバーが所属していまして、日以外はアメリカが1拠点、中国が3拠点、台湾韓国、インドネシア、ベトナムが2拠点、そしてタイで展開しています。基的に現地のメンバーがローカルの起業家に投資をしています。国内はキャピタリストが、役員を入れて6名です。その中で私自身はシード・ジェネレーター・ファンドというファンドを通してシード投資の責任者をやらせていただいています。 証券会社、人材会社、ベンチャーCFOを経てベンチャーキャピタルへ柴田:

    起業前でも「壁打ち相手」になってくれるシード投資家ここにあり|決算が読めるようになるノート
  • Kaizen PlatformはこうしてSaaSからマーケットプレイスへ進化した|決算が読めるようになるノート

    柴田: 今回の「しば談」は、Kaizen PlatformCEOの須藤憲司さんにお越しいただきました。まずは会社の紹介をお願いしてもよろしいですか? 須藤憲司さん(以下、敬称略): Kaizen Platformは、企業のWebサイト、UIの改善をやっています。ツールを渡すだけでなく、サポートまで行っています。ツールだけあっても、テストしたりとか実装したりとかって、皆さん忙しくてできないので。僕らは「グロースハッカー」と言われる、デザイナー、エンジニアさんを3,600人(注: 2016年5月現在)くらい抱えているので、彼らが改善案を作ってくれて、それを選ぶだけでUIの改善がどんどん進む、というサービスを提供しています。 起業のアイディア = 前職での課題柴田: なんでこのビジネスをやろうと思ったんですか? 須藤: 僕はもともとリクルートにいまして、まさにプロダクトやマーケティングをやって

    Kaizen PlatformはこうしてSaaSからマーケットプレイスへ進化した|決算が読めるようになるノート
  • Uber投資家からの警告「バブルからの更生への道のり」(1) なぜバブルが起こっているのか|決算が読めるようになるノート

    Uberに最初に投資したVCであるBill Gurleyからの警告文「On the Road to Recap(バブルからの更生への道のり)」の翻訳(3部作のうちの1回目)です。予告編をご覧になっていない方はまず先にそちらをご覧ください。 ---------------------------- On the Road to Recap: バブルからの更生への道のり何故今ユニコーン企業の資市場が危ういのか 関係する全ての人へ 2015年2月、フォーチュン誌の記者であるErin Griffith及び Dan Primackらによる"The Age of Unicorns" の発表によると「2015年度ベンチャーキャピタリスト達によって$1 billion以上の評価額を受けたスタートアップの数はおよそ80社」とあった。それが2016年1月時点においてはすでに229社にまで膨らんでいる。この急

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  • 株主へのレターから読み取るアマゾンの3つのフォーカス|決算が読めるようになるノート

    アメリカの会社は12月決算の会社が多く、株主総会が3月頃に開かれます。アマゾンは「利益を出さない」会社として有名で、一見すると株主軽視にも見えますが、株主総会に際して、ジェフ・ベゾスCEOから、非常にしっかりしたレターを株主に宛てて出しています。 今日はこのレターの内容を詳しく見ながら、アマゾンの3つのフォーカス(重点)エリアを詳しく見てみたいと思います。 今日は図表はいつもに比べて少な目ですが、非常に示唆に富むレターなので、英語に翻訳も付けてお届けします。 アマゾンは史上最速で売上10兆円へに到達した会社レターの冒頭で、 This year, Amazon became the fastest company ever to reach $100 billion in annual sales. Also this year, Amazon Web Services is reachin

    株主へのレターから読み取るアマゾンの3つのフォーカス|決算が読めるようになるノート
  • テスラはなぜこのタイミングでModel 3を発表したのか?|決算が読めるようになるノート

    (号外です。大部分を音声入力で書いているので、誤記等があるかもしれませんがご容赦ください。) テスラが先週、大衆向けの電気自動車Model 3を発表しました。発表前の時点で15万台の予約が入り、なんと4月2日土曜日時点で、27万6000台の予約を超えているとのことです。 予約するには、$1000(10万円)のデポジットが必要なので、このデポジットだけで、$276m(約276億円)もの現金を集めたことになります。 驚くべきことは、実際に納車されるのが最短でも1.5年以上先と言われているのにも関わらず、これだけの予約を集めてしまった点です。実際、過去のテスラを見ると、当初宣言していた納車日に間に合ったことがありません。「納車するする詐欺」に近いレベルで、いつも納車が遅れます。笑 そう考えると、今回、この早いタイミングでModel 3を発表したのは、会社から見るとすごくリスキーにも見えます。なぜ

    テスラはなぜこのタイミングでModel 3を発表したのか?|決算が読めるようになるノート
  • 日本ではあまり知られていないSaaSの異端児・アトラシアンの5つの「ここが凄い」|決算が読めるようになるノート

    前回のSalesforceに続いて、SaaS特集です。今回は、2015年にIPOしたAtlassianについてです。「アトラシアン」と読みます。(日語だと言い難いですね。) 最初に申し上げておくと、この会社はエンジニア以外にあまり知名度がありませんが、SaaSビジネスとして「例外」扱いされる程とてつもない会社です。SaaSビジネスの「掟破り」に近いとも言えます。SaaSビジネスとしての完成度は、個人的にはSalesforceよりも高いと思います。 何がとてつもないのかを詳しく解説します。 アトラシアンとはAtlassianをご存知ない方も多いかと思います。主にエンジニア向けのSaaSプロダクトを提供している会社で、Jira(バグトラッキング)、Hipchat(チャット)、Bitbucket(ソースコード管理)、Confluence(プロジェク管理)などを提供しています。 それぞれのプロダ

    日本ではあまり知られていないSaaSの異端児・アトラシアンの5つの「ここが凄い」|決算が読めるようになるノート
  • 米ヤフーが買い手を募集中 -「嫁・婿入り前の最後のお色直し」か|決算が読めるようになるノート

    7目です。遂にこの日が来てしまいました。「One of the most powerful Internet companies is officially for sale」という記事で出ているように、米ヤフーが、業のネット事業の売却先を探している、とのことです。 ノートでは、あまりネガティブなことは書かないようにしているつもりですが、この一件だけはインパクトがある上に、学べることも多いので、書いておこうと思います。 ちなみに、参考までに、米ヤフーは、特にここ10年間くらい非常に苦難続きの会社でした(未だに成長を続ける日のヤフーとは正反対です)。 米ヤフーの売上・利益 はじめに2015年10−12月期の決算で発表された、売上推移ですが、四半期あたり$1B強くらいの売上がありますが、ほとんど成長していません。 次に、EBITDA(償却前の営業利益)ですが、こちらも四半期あたり$20

    米ヤフーが買い手を募集中 -「嫁・婿入り前の最後のお色直し」か|決算が読めるようになるノート