去る5月10日~14日の4日間、恒例となったホビーの祭典「静岡ホビーショー」が開催された。例年7万人を超える入場者が集まるビッグイベントで、前身となる「第1回生産車見本市」から数えて、今回が57回目となる。 静岡は模型の街として有名で、日本を代表する模型メーカーが集結する街でもあり、その数11社。とりわけプラモデルに関しては、まさに世界の聖地といっても過言ではなく、日本に限れば出荷額ベースで言うと日本市場の88%を静岡が占めているのである。 そんな背景もあって、毎年このホビーショーには国内外から多くの来場者がある。そして、ここは同時に仕入れの場として多くのバイヤーが集まることでも有名だ。各メーカーも新製品を取り揃えてユーザーやバイヤーを待ち受ける。とはいうものの、国内の模型市場は凋落傾向にあって、とりわけプラモデルに関しては日本のみならず、アメリカやヨーロッパも市場が縮小傾向にある。そんな