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ブックマーク / kyokofukuda.hatenablog.com (10)

  • 登頂のあとの油断 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    「この人はプロフェッショナルだなあ」と思う人は、”山頂”を極めたあとも気を抜かない人だ。最近、そんなふうに思うことが多い。私自身はといえば、例えばAさんと一緒に仕事がしたい、と思ったときに、知らず知らずAさんに「会う」ことが目標になってしまって、会えた瞬間に安心してしまう。そして、その後のフォローがおそろかになって、いつの間にか、「一緒に仕事がしたい」という来の目的が達成されないまま時間が経過していることに気がつく、というパターンが結構ある。ところが、「この人は物のプロだなあ」と感じる人をよくよく観察すると、”山頂”に到達したあとも、けっして気を抜かない。そこからの粘りが、仕事の達成度を高め、アウトプットに磨きがかかる。 そんなことを思っていたら、まさにそうしたプロフェッショナルの極意について、登山家の小西浩文氏が次のように書いていた。 経験豊富な登山家が陥りやすい”落とし穴”とは、岩

    登頂のあとの油断 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
    octavarium
    octavarium 2010/04/22
    「この人はプロフェッショナルだなあ」と思う人は、”山頂”を極めたあとも気を抜かない人だ。
  • 等身大を知ること、夢をもつこと - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    半月ほど前に、娘の小学校での「二分の一・成人式」に出かけた。小学四年生で十歳になるので、その成長を祝うということで、最近ではあちこちの小学校で四年生を対象に、この「二分の一・成人式」が行われるらしい。娘の小学校の「二分の一・成人式」は体育館で行われたが、体育館の壁いっぱいに、四年生全員が、自分の等身大の絵を描き、思い思いの服を着せたりメッセージを添えたりしていた。等身大に描くに際しては、二人一組になって、一人が紙の上に寝転んで、もう一人が鉛筆で型どりをしたという。 そして、メイン・アトラクションとして、舞台で全員が一人一人、自分の将来の夢を語った。父母たちは「へえ」と感心したり、爆笑したり。野球選手になりたい、サッカー選手になりたい、という子は相変わらず多く、女の子ではパティシエが人気。総理大臣になりたいという子が一人もいないのが、昔と違うところか。「家族全員を船に乗せて世界中を航海したい

    等身大を知ること、夢をもつこと - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
    octavarium
    octavarium 2010/03/17
    いまの子どもたちは、周りの空気が読めるから、周りの期待に応える。そのために自分を裏切っている。じゃあ本当に自分のやりたいことは何かとか、自分が望んでいることは何かということがしっかり持てていない。
  • オープンとクローズの組み合わせ - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    石倉洋子先生の新著、『戦略シフト』の刊行を記念した講演会(丸善丸の内店)に行ってきた。 こんなにパワフルで、高揚感あふれるメッセージを聞いたのは、いつ以来のことだろう。 以下、特に印象に残った部分をメモしておきたい。 21世紀は、「変化が当たり前」の全く新しい時代。二度ともとには戻らないので、覚悟を決める必要。 その特徴は、(1)オープン化。国境、業界、企業、組織などの「ボーダー」がなくなりつつある。 (2)力のシフト。G8からG20へ、企業から消費者へ、といったパワー・シフト。 (3)トレード・オフ(二律背反)がなくなりつつある。両極端の共存。ICTにより、世界が同質化するのではといわれたが、実際には、世界が多様であることもICTによって明らかになりつつある。メガヒットとロングテールの共存。OR(二律背反)からANDへ。 こういう時代には、唯一正しい戦略があるわけではない。AND戦略の例

    オープンとクローズの組み合わせ - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
  • 政治家の言葉の重み - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    以前に、オバマ大統領のプラハ演説をとりあげた。昨日(24日)の国連総会でのオバマ大統領の演説および、国連安全保障理事会での「核兵器なき世界」を目指す決議(全会一致で採択)は、それに呼応するものであり、政治家の言葉の重みについて考えさせられた。 オバマは、昨日の演説でこう述べている。 Sixty-five years ago, a weary Franklin Roosevelt spoke to the American people in his fourth and final inaugural address. After years of war, he sought to sum up the lessons that could be drawn from the terrible suffering, the enormous sacrifice that had take

    政治家の言葉の重み - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
    octavarium
    octavarium 2009/10/03
    今の日本に必要なのは、バラバラに存在する知恵や技術を「つなぐ」人であり、それらの人々を束ね、力強い言葉によって先導するリーダー
  • メールの常識?非常識!?その2 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    一昨日、知人二人(Aさん、Bさん)と事をしていたときのこと。以前と同様、やはり「メールの書き方」が話題になった(以前とは別の方たちだったにもかかわらず)。 「なぜメールだと、争いがエスカレートしやすいのか」という古典的テーマについて話したのだが、そのときのAさんの次の言葉に、「なるほど」と私とBさんは思わず膝を打った。 メールだと、何回も読み返せてしまうので、怒りが増幅しやすい。だから、メールにはネガティブな感情をのせてはいけない。 確かに、電話や直接会って話す場合は、少々痛いことを言われても軽く聞き流せるということは多いし、時間が経てば経つほど、耳から聞いたことというのは、忘れてしまいやすい。その一方、メールだと、時間とともに消えていかないばかりか、読み返すたびに、印象は増幅されていく。感謝の気持ちを伝えるメールなど、増幅されるのが好ましい場合は良いけれど・・・。 そして、Aさんの、も

    メールの常識?非常識!?その2 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
    octavarium
    octavarium 2009/07/27
    メールだと、何回も読み返せてしまうので、怒りが増幅しやすい。だから、メールにはネガティブな感情をのせてはいけない。
  • せっかちな楽観主義者 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    世界はよくなりつつあります。 世界は過去のどの時代よりも、はるかに住みやすい場所になっています。 社会における女性やマイノリティの地位を、過去のどの時代でもいいですから、比較してみてください。どの社会でもかまいません。 また、過去百年のあいだに平均寿命がほぼ二倍になったことを考えてみてください。 国家の統治形態はどうでしょう。選挙で投票をおこない、自分の意見を表明し、経済的自由を謳歌している人々の数を、過去のどの時代でもいいから比較してみてください。(・・・) 私は世界をそんなふうに見ています。つまり、みなさんがすでにお気づきのように、私は楽観主義者なのです。 しかし私は、せっかちな楽観主義者でもあります。 世界はよくなりつつありますが、私はその進歩の速度には満足していません。それに、誰の目から見ても世界がよくなりつつあるというわけでもありません。 ときには世界における偉大な進歩が、世界の

    せっかちな楽観主義者 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
    octavarium
    octavarium 2009/07/20
    ビル・ゲイツ「資本主義への新たなアプローチ」(マイケル・キンズレー編・和泉裕子・山田美明訳『ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る』所収、p.13~14)
  • 2009-06-25 - The Power of Words ツアー・コンダクター的仕事術

    人は迷わされるのが嫌いです。・・・これは町を歩いているときのような物理的空間の中で迷う場合だけではなく、説明を聞くときも同じです。・・・あなたが説明をする時も、聞き手にこんな不快感を与えないように配慮することが大切です。ちょうど団体旅行の添乗員やバスガイドさんの引率の心構えが参考になります。 たとえば添乗員が博物館の案内をするとしたら、次のような感じです。 1)まず、博物館の構造、展示の量、配置などを説明する。 2)ポイントになる展示物のところへグループを連れていく(引率)。その際、お年寄りや障害者など、足腰の弱い人の歩行速度に合わせて、ゆっくりと無理のない速度で歩く。 3)移動(引率)中は、時々振り返り、グループ全員が後をついてきているかを確認する。 4)時々、今見ている展示物が博物館全体の中のどのテーマ区画に属するのか、また、まだ見学していない展示物がどのくらいあるかなどを知らせる。

    2009-06-25 - The Power of Words ツアー・コンダクター的仕事術
  • 本当の危機はどこにあるのか - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    液体が気化する、つまり気体に変わるとき、原子数や分子数は変わらなくても、それが動き回る空間範囲が膨張する。固体、液体の状態ではさほど大きなものでなくても、「過剰な報道」という熱エネルギーを得ると、気体となって途方もなく拡散し、われわれを覆い尽くす。「マスメディアのつくる情報空間」には、そのようなイメージがある。 とくに、このところの新型インフルエンザの日での過剰報道をみていると、その感を強くする。もちろん、未知のものに対する恐怖というのは誰にでもあるし、正確な事実を早く伝えることは、インフルエンザのような場合は重要である。しかしそれを割り引いても、一人患者が発見されただけでメディアが大騒ぎするのは、やはり過剰だと思わざるを得ない。 というのは、西水美恵子氏(前世界銀行副総裁)の『国をつくるという仕事』(英治出版)によって、もっと切迫した危機が、世界のそこかしこにあふれている、ということを

    本当の危機はどこにあるのか - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
  • 夢を実現する方法(ラリー・ペイジの場合) - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    グーグル社のオフィシャル・サイトに、今年5月2日のミシガン大学卒業式でのラリー・ペイジ(グーグル共同創業者)のスピーチが掲載されている。ペイジ自身もミシガン大学の学部卒業生(コンピュータ・エンジニアリング専攻)であり、父母もミシガン大学関係者である。 そのスピーチの中ほど、夢の実現について語っている部分が興味深い。「夢を追うこと、もっと正確には、夢を実現する方法の見つけ方」(I have a story about following dreams. Or maybe more accurately, it's a story about finding a path to make those dreams real.)について、ペイジは以下のように語る。 Well, I had one of those dreams when I was 23. When I suddenly wok

    夢を実現する方法(ラリー・ペイジの場合) - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog
  • The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog

    ことし(2021年)3月に第40回土門拳賞を受賞された、大竹英洋氏の写真集『ノースウッズ 生命を与える大地』(CREVIS、2020年)のことを知り、同書を入手した。 北米大陸の北緯45度から60度、アメリカとカナダにまたがるノースウッズ地帯。“湖水地方”とも称されるほど湖が多いという。針葉樹の森と湖の織りなす静謐で峻峭な風景と、そこに生きるムースやアメリカクロクマ、オオカミなどの動物や、ハシグロアビやハクトウワシなどの鳥たち。写真集『ノースウッズ』に収録された写真はどれも、「この瞬間でなければならない」という決定的瞬間を、「この構図でなければならない」という完全な構図の中に収めた作品に感じられ、素晴らしいの一言である。撮影されたその瞬間の時間と空間ばかりか、過去から未来へと連なる悠久の時間、地球の歴史すら感じさせてくれる。 でも、今日はこの写真集でなく、大竹氏の自伝的紀行ノンフィクション

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